知らなくても生きてはいけるけど、知っておいて損はない“アウトドア用語”。例えば皆さんは、「UL(ウルトラライト)」なるワードをご存知だろうか。特に「アウトドアは好きだけど荷物が重すぎて着く頃にはヘトヘト」という人は、知っておいた方がいいワードかもしれない。

よく耳にするアウトドア用語「UL(ウルトラライト)」、ただ荷物を軽くすればいいってもんじゃない?
(画像=ULの本質は荷物を軽くした先にある? (画像はイメージ)、『BCN+R』より引用)

ベースウェイトを4.5kg以下にする登山スタイル

 UL(ウルトラライト)とは登山スタイルの一つで、装備の軽量化を意味するワード。従来の重くてかさばる登山装備を可能な限り身軽にして出かけ、自然と深く向き合おうとする考え方でもある。

 よく「ULハイク」や「ULハイキング」といった言葉を耳にするが、あれはベースウェイト(水・食料・燃料を除いたバックパックの総重量)を4.5kg以下にしておこなう登山スタイルのこと。

 では、ただ単に荷物を減らしてハイキングすればいいのかというと、実はそうでもない。ULの本質は、荷物を軽くした先にある自然との一体感を楽しむことにある。中には不便な環境下で、いかに快適に過ごせるかを楽しむソロキャンパーも多いそうだ。

 またULは「体力消耗の抑制」「フットワークの向上」などのメリットがある一方で、それに伴うリスクを知っておくことも大切。例えば巷にはULに特化した軽量ザックが存在するが、荷物を快適に運ぶための機能と引き換えに軽量化しているモデルも少なくない。

 もちろん、軽量化を目的としている商品なので決して悪いことではないものの、もし背負い心地や機能性に乏しいザックを初心者が使うとしたらどうだろうか。話は大分変わってくるはずだ。ULに潜むリスクをきちんと見極め、対応できる経験が必要になるといえるだろう。

 意味こそ“軽量化”とそのままの意味だが、実は奥が深い“UL”。この機会にアウトドアに対する視野を広げてみるのも面白いかもしれない。(フリーライター・井原亘)

提供元・BCN+R

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