ホンダ 10代目シビック(FC/FK型)は、走りの良さと使いやすさが特徴的なクルマです。

日本国内だと近年は売れ行きが怪しい傾向がありますが、北米を中心として海外では大きな人気を博しています。

今回は、ラゲッジルーム(荷室)を中心として10代目シビックの魅力について紹介していきます。

Chapter

まずはホンダ 10代目シビックの歴史を振り返ってみる
ホンダ 10代目シビックの基本をおさらい
ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームの容量
ホンダ10代目シビックのラゲッジルームの利便性と拡張性
ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームの機能性を向上させるその他の装備
ホンダ 10代目シビックの優れた安全性能

まずはホンダ 10代目シビックの歴史を振り返ってみる

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

ホンダ シビックの初代は1972年に発売されました。発売当初1.2LのEB1型エンジンと4速MTを組み合わせた仕様のみの販売で、1973年には1.5LエンジンのEC型・ED型を搭載したモデルが追加されました。

その後は1979年に2代目、1983年には3代目、1987年には4代目が発売されました。

1991年に発売された5代目ではエクステリア(外装)がブラジルのサンバをイメージして作られており、シビックとしては2度目のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

1995年にはミラクルシビックの通称を持つ6代目が発売され、3度目のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

スマートシビックという通称の7代目は2000年に発売されました。プラットフォームは一新され、ミニバンに近いパッケージングの採用により広々と室内空間を確保しています。

2005年には8代目が発売され、ハッチバックが廃止され4ドアセダンのみの販売になりました。

9代目は2011年にアメリカで販売され、エクステリアデザインはスマートでエアロダイナミックにというシビック伝統のコンセプトがより洗練されています。

そして10代目シビックは2015年の北米で発売開始、2017年には日本での発売が開始されました。

ホンダ 10代目シビックの基本をおさらい

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

10代目シビックの発売当初は、「8代目の販売終了以降姿を消したシビックが帰ってきた」という話題で盛り切りだったものです。10代目を迎えていたシビックは、歴代のシビックに馴れ親しんできた高年齢層に支持されるのが自然な流れと考えるのが想像に難くないように感じられます。

一方、10代目シビックは20代からも支持されていました。

シビックの特徴としては、まずは走行性能の高さが挙げられます。本格スポーツタイプの「タイプR」も設計段階で構想していることから、ハードな走行にも耐えうる設計が反映されています。さらに10代目シビックは走行性能に加えて若々しいデザインとなったことで、高年齢層から若者まで幅広い年齢層に支持されるようになったのでしょう。

エンジンスペックに関しては、最高出力134kW(182PS)/5,500rpm(6MT)、最大トルク240N・m(24.5kgf・m)/1,900〜5,500rpm(6MT)と数値を見るだけで高いことがわかります。エンジンは2.4L自然吸気エンジンを凌ぐほどの、高トルクとパワーを実現した1.5L直噴VTEC TURBOエンジンです。

そんな走りが楽しいという魅力があるシビックですが、若者に受けたのには他にも理由があります。それは、利便性です。

シビックの利便性について、ラゲッジルームから見ていきましょう。

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームの容量

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

ホンダ 10代目シビックはハッチバックの室内寸法が、長さ1,910mm、幅1,465mm、高さ1,160mmとなっています。

セダンタイプの客室内寸法は、長さ1,930mm、幅1,525mm、高さ1,160mmです。どちらのタイプも十二分に広い空間があります。リアシート(後席)の足元空間も広いうえにフロントシート(前席)の下に足を入れられる構造のため、快適です。

ラゲッジルームの容量はハッチバックが420L、セダンが519Lとなっています。単純な容量だけなら、セダンタイプのほうが上です。

ハッチバックはゴルフバッグ約3個分、セダンはゴルフバッグが約4個分となっています。どちらも十分広いと言えるでしょう。普段の買い物なら困ることは一切なく、大きな物を買っても積みやすいです。アウトドアにも使えます。

ホンダ10代目シビックのラゲッジルームの利便性と拡張性

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

ホンダ シビックのラゲッジルームの容量は、セダンのほうがハッチバックより上ですが、使い勝手はハッチバックに軍配が上がります。

ハッチバックにはセダンにはない装備が、たくさんあるためです。

たとえば、カーゴエリアカバー。これを搭載すると周囲から荷物が見えなくなるため、ラゲッジルームのプライバシーを守ってくれます。これは世界初の横引き機構となっており、左右どちらからでも引き出し・巻取り可能です。

さらに、ハッチバックにはラゲッジルームにコンビニフックが付いています。ハッチバックはリアシートからすぐラゲッジルームに手を伸ばせるため、リアシートに座っている人が買い物袋をさげておくのにぴったりです。

そして何よりも、ハッチバック特有のバックドアの開き方の恩恵で積み下ろしがしやすいのが魅力的。

一方セダンも、トランクスルー機構を搭載しており、リアシートを前に倒してラゲッジルームを繋げることができます。

リアシートはどちらも6:4分割可倒式となっているため、アレンジもしやすいです。

シビックのラゲッジルームはハッチバックの方が装備が充実しているものの、アレンジによって使い勝手が向上すると言えるでしょう。

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームの機能性を向上させるその他の装備

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

ホンダ シビックには、ラゲッジルームの機能性を向上させる装備がいくつか搭載されています。

まず紹介するのがラゲッジトレイです。ラゲッジトレイを使用すれば濡れた荷物でも気にすることなく積むことができます。さらに取り外して水洗いもできるので、汚れた荷物も安心して積載でき、特にアウトドアシーンで重宝します。

続いて、ラゲッジネットです。ラゲッジネットは荷物を固定することができ、不安定な荷物を積むときに役立ちます。その他にもトランクトレイにトランクネット、ユーティリティベルトなど荷物を固定し、揺れや振動から守ものが多く用意されています。

またトランクフックが用意されており、トランクの上部に取り付けて袋やバッグなどをかけることができます。

ラゲッジルーム以外の装備では、LEDルームランプが便利です。シビックはLED関係が充実しており、ルームランプ・LEDルーフ照明やプラズマクラスター搭載のLEDルーフ照明などが搭載されています。LEDランプの光で、夜間時でもスムーズにシートアレンジや荷物の積載などが可能です。

ホンダ 10代目シビックの優れた安全性能

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

ホンダ シビックにはホンダ独自の安全装備であるHonda SENSING(ホンダセンシング)が用意されています。ホンダセンシングにはさまざまな運転支援機能が搭載されており、ドライバーの安全な運転をサポートします。

まず歩行者事故低減ステアリングは、車線をはみ出して路側帯を歩く歩行者に衝突する危険性を感知した場合に、音とブザーで警告・必要な場合にはステアリング操作をサポートすることで衝突回避に寄与します。

衝突軽減ブレーキは前方のクルマや歩行者・障害物を検知し、衝突の危険がある場合に音とディスプレイ表示で警告します。そして、衝突の危険性が高まった場合には、軽いブレーキ操作・強いブレーキ操作と段階を踏んで衝突回避・被害軽減をサポートします。

さらに夜間走行時に、システムが前方や対向車の状況を把握し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートハイビームが装備されています。

先行車発進お知らせ機能は信号待ちなどの停車時に、前方のクルマの発進を検知し、ドライバーがアクセル操作を行わなかった場合に音とディスプレイ表示で知らせてくれます。

また、アクティブクルーズコントロールはあらかじめ設定した速度内で、先行車と一定の距離を保つために自動で加減速します。

ホンダ 10代目シビックのラゲッジルームを解説!容量だけではなく利便性・拡張性も充実(FC/FK型)
(画像=『CarMe』より引用)

今回はホンダ シビックのラゲッジルームについて紹介しました。

シビックのラゲッジルームは利便性がとても高く、これが若者にも受けたのではないでしょうか。

使い勝手が良くて走りも楽しいクルマを探しているという人には、ぴったりなクルマだと言えます。

現在は販売終了してしまいましたが、気になる方は中古車市場をチェックしてみてはいかがでしょうか。

提供元・CarMe

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