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本格的な高解像度・高画質の3Dゲームを楽しめるゲーミングPC。一般的なパソコンでもゲーム自体はできるが、本格的な3Dゲームをプレイしたい場合は、ゲーミングPCが必要となる。
近年のパソコンゲームは、グラフィックやサウンド、構成など機能的・性能的な部分が日々進化しており、それに合わせてパソコンやパーツも、ゲームをより楽しく快適にプレイできるように進化しているのだ。
ゲーミングPCも進化し、スペックや価格帯の選択肢も増えているとはいえ、できるだけ価格が安いものを購入しようと考えている人も少なくない。誰にでも予算というものはあり、安く手に入れたいと考えるのは当たり前のことだ。
しかし、価格が安いゲーミングPCは安いなりのスペックになることを事前に知っておかなければならない。「安くてデザインが好き」といった理由だけで購入してしまうと、後悔してしまう可能性が高い。
これから、パソコンで本格的なゲームを楽しみたいと検討している人は、本記事が紹介する「価格が安いゲーミングPCを購入するときのポイント」を参考に、自身の条件に合ったモデルを発見してほしい。
ゲーミングPCについて
はじめに、ゲーミングPCについて説明しておこう。なぜ、ゲーミングPCが本格的な3Dゲームなどに適しているのか、専門的な知識を少しでも身につけておくことが大切だ。ゲーミングPCについて知っておくと、自身が求めるモデルがきっと探しやすくなるだろう。
ゲーミングPCに必要なパーツ
はじめに、ゲーミングPCを構成する重要なパーツについて説明しよう。高解像度・高画質の3Dゲームをプレイするには、一般的なパソコンでは使用しない専用パーツが必要となる。
ゲーミングPCを構成する重要なパーツは、以下の通りだ。
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
次は、上記のパーツを詳しく説明しよう。
グラフィックボード
グラフィックボードとは、パソコンのディスプレイに高解像度・高画質の映像を映すためのパーツのことだ。このグラフィックボードが備え付けられていることで、映像や画像のクオリティが高品質なものになる。
今までに、パソコンなどでキャラクターの動きがカクついて滑らかではない映像を見かけたことはないだろうか。これは、パソコンが高解像度の映像を処理できていないため起こる不具合だ。そのため、グラフィックボードがないパソコンで本格的なゲームをすると、画質が非常に悪く見えにくい映像になってしまう。
グラフィックボードが備え付けられたゲーミングPCであれば、高解像度・高画質の3Dゲームなどをストレスなくプレイすることができる。より綺麗で滑らかなゲームを楽しむためには、グラフィックボードは必要不可欠といえるだろう。
CPU
CPUとは、パソコンの頭脳ともいえる重要なパーツのことだ。日本語で「中央演算処理装置」といい、CPUの性能がパソコン全体に影響すると思ってよいだろう。
CPUの主な役割は、パソコンの演算処理である。要は、データ処理やプログラムに命令する役目だ。このCPUの性能が低いと、パソコンの処理スピードが遅くなる。
とくに、一瞬の油断が許されないようなゲームは、高性能CPUの有無が非常に重要になるのだ。このCPUの性能が高ければ高いほど、快適性に直結すると思ってよいだろう。
メモリ
メモリとは、データなどを一時的に保存するパーツのことだ。メモリは、どのパソコンでも必要なパーツではあるのだが、ゲーミングPCでは少し意味が違ってくる。ゲーミングPCでいうメモリは「作業をするための領域の広さ」と考えたほうがよいだろう。
例えば、勉強をするときに机が広ければ教科書やノート、参考書などを一度に広げることができる。そのため、勉強の効率性が上がり捗るようになる。
ゲーミングPCのメモリも同様に、メモリ容量が多ければ多いほどプログラムや、アプリなどを同時に開いて効率よく作業をできるようになるのだ。
逆に、メモリが少なければパソコンが重くなって動作速度が遅くなる。さらに、最悪のケースは、パソコンがフリーズして今までの作業が水の泡になることだ。
ゲーム関連の機材を揃える際は、どうしてもグラフィックの良さや、サウンドの質だけを気にかけやすい。しかし、ゲーミングPCを購入する際は、どのようなメモリが搭載されているのか必ず注目して購入しよう。
PCゲームで重要なパーツ「グラフィックボード」
前述したゲーミングPCを構成する3つのパーツの中でも、グラフィックボードが最も重要視すべき要素になる。もちろん、どのパーツも高性能であればよいのだが、まずはグラフィックボードに注目して購入してよいだろう。
現在、発売されている高性能なグラフィックボードは、以下のようなシリーズと種類がある。
- Intel Core i7
- AMD Ryzen 7以上のCPU
- GeForce GTX シリーズ
- RADEON R9
- RXシリーズ以上
上記のグラフィックボードを搭載していれば、本格的3Dゲームを快適にプレイできるようになるだろう。ジャンル・ゲームの仕方・シチュエーションによって、選択するグラフィックボードが変わってくることをしっかりと覚えていてほしい。
もし、単にゲームを楽しむだけであれば、高性能なグラフィックボードを必ずしも揃える必要はない。CPUに内蔵されているグラフィックチップでも、それなりにゲームを楽しむことができる。
しかし、進化した高解像度・高画質の3Dゲームをするには、グラフィックチップだけではパワー不足になりやすい。快適性や高いクオリティを追求する場合は、上記で紹介したグラフィックボードを購入することをおすすめする。
安いゲーミングPCを購入するときのポイント
ゲーミングPCを購入しようと検索すると、さまざまなモデルが販売されているため、どれを選んでよいのか迷ってしまうことが多いだろう。
どのようなポイントに考慮してゲーミングPCを購入すべきなのか、これから紹介する「ゲーミングPCを購入するときのポイント」を参考に求めるモデルを発見してほしい。
予算を決める
初めにお伝えしたいことは、高解像度・高画質のゲームを求めるのならば、最低でも8万円以上のモデルを検討したほうがよいということだ。したがって、予算は8万円以上でなくてはならない。
市場には、5万円以下の格安ゲーミングPCも販売しているが、中古品である可能性が非常に高いためおすすめはできない。中古のゲーミングPCは、故障しやすい上に保証がないため、リスクが高い傾向にある。
これから予算を決定するのであれば、ゲーミングPCの3つのクラスについて知っておくことが大切だ。
- 8〜12万円:エントリークラス
- 12〜20万円:ミドルクラス
- 20万円以上:ハイスペック
リーズナブルなゲーミングPCであれば、エントリークラスの8〜12万円あたりがおすすめだ。予算に上限がないという人は、12〜20万円のミドルクラスのゲーミングPCあたりがなに不自由なく楽しめるだろう。
ただし、10万円以下のゲーミングPCは、ゲームプレイにおいて細かい設定調整を必ず行う必要があるため注意が必要だ。少しでも安く手に入れたい気持ちはわかるが、価格が安いなりの理由が必ずある。
選ぶゲーム次第では安いゲーミングPCでもよいのだが、それでも8万円以上の予算で購入計画を考えるようにしよう。
安いゲーミングPCはプレイできるゲームに限度がある
価格が安いゲーミングPCのデメリットは、グラフィックボードやCPUの性能が低いことだ。そのため、高解像度・高画質の3Dゲームや本格的なゲームを快適にプレイすることはできないと思ってよいだろう。
前述したように、グラフィックボードとCPUは快適にゲームをプレイする上で、非常に重要なパーツだ。グラフィックボードとCPUの性能が低ければ、映像や動作に不具合が発生してしまう。
もちろん、安いゲーミングPCだからといって全くゲームができないわけではない。比較的動作が軽いゲームであれば、安いゲーミングPCでも十分にゲームを楽しむことができる。
ドラゴンクエストやマインクラフト、オーバーウォッチ、VALORANTなどは動作が比較的軽いゲームであるため、安いゲーミングPCでも通常通りプレイできるはずだ。
ちなみに、世界中で人気のゲームであるフォートナイトは12万円程度のゲーミングPCが最適で、ゲーム配信や動画編集を行いたい場合はミドルスペックあたりのモデルがよいといわれている。
安いといってもおすすめするゲーミングPCは8万円以上であるため、先々のことを考えると少し背伸びして高いモデルを購入してもよいかもしれない。
実際に見て触れて購入を判断する
おそらく、ほとんどの人がインターネットを利用し、さまざまなサイトでゲーミングPCについて調べるはずだ。インターネットであれば、わざわざショップに向かわなくとも一度にたくさんのゲーミングPCの情報を得られるだけに、当然の流れではある。
ただし、実際にゲーミングPCを購入するときは、必ず現物を見て触ってから判断しなければならない。なぜなら、ゲームの種類や用途によって、選ぶゲーミングPCが異なるからだ。
インターネットでゲーミングPCを調べれば、人気モデルやランキングが発表されているサイトがヒットする。しかし、人気モデルやランキング1位のゲーミングPCだからといって、そのモデルが自身の用途に合うかどうかは別問題になってくる。
もちろん、高価なゲーミングPCが高性能であることには違いないが、自身の用途に見合ったモデルを選ぶことがとても大切だ。長くゲームをプレイするのに安いゲーミングPCを購入すると、結局、追加でパーツを調達するはめになることだってある。
実際に現物を見ることなく購入を検討している人がいるのであれば、サイトでしっかり情報を得てショップに向かい、気になるモデルをきちんと見て触れてから判断しよう。
BTOパソコンを選ぶ場合は専門的な知識を身につける
ゲーミングPCには、BTOパソコンというものもある。このBTOとは、Build To Orderの略で「受注生産」という意味だ。
つまりBTOパソコンは、市販の完成品パソコンとは違い自身の用途に合わせて各パーツを選び、専門家が代わりに組み立ててくれるPCのことと思ってよいだろう。目的に合わせて細かな仕様変更ができるため、多くのゲーマーがBTOパソコンを利用してゲームをプレイしている。
そんなBTOのメリットは、以下のようなものがある。
- パーツの組み合わせが自由
- 価格が安い
- セール品として販売されることがある
- 品質チェックが徹底されている
パーツの組み合わせが自由であるため、ハイスペックなゲーミングPCを作ることが可能だ。もちろん、品質チェックとゲームとの相性を確認した上でカスタマイズパーツが提供されており、組み立て時のミスや動作不良がないように徹底されている。
さらに、BTOパソコンは価格が安かったり、セールになったりするので、低く設定した予算でも高いスペックのゲーミングPCが手に入る可能性があるだろう。
しかし、BTOパソコンにもメリットだけではなく、デメリットがいくつか存在する。BTOパソコンのデメリットは、以下の通りだ。
- 選べるパーツの範囲が狭い
- デザインの種類が少ない
- 拡張性が劣る
BTOのデメリットをひと言で表すのであれば「自由度の幅が狭い」といった感じだろう。安い価格でゲーミングPCを購入できることは非常に魅力的ではある。
しかし、選べるパーツの範囲が狭いということは、グラフィックボードやCPU、メモリなどの特徴を多少なりとも知っておかなければ「上手にカスタマイズできない」といった事態が起こりうるだろう。
パソコンについて一定レベルの知識が必要となるため、各パーツの特徴も把握しておかなければならない。知識がないままカスタマイズすると、スペックバランスの悪いゲーミングPCになりうるため、ある程度の勉強して購入したほうがよいだろう。
まとめ
本記事では、価格が安いゲーミングPCを購入するときのポイントについて紹介したが、参考になっただろうか?
ゲーミングPCがあれば、高解像度・高画質のゲームを楽しむことができるようになる。価格が安いゲーミングPCでは、プレイできるゲームの範囲が狭くはなるが、十分に楽しむことができるだろう。
ゲーミングPCを選ぶときは、しっかり自身の用途に合わせてモデルを選ぶことが大切だ。いろいろな角度から最適なモデルを選択し、ゲームライフをより豊かなものにしよう。
提供元・男の隠れ家デジタル
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