最近、車の中で生活が完結する「バンライフ」という新しいライフスタイルが日本でも人気が出始めています。そんなバンライフで旅をしながら、日本百名山制覇を目指す2人の大学生が#バンライフとは #バンライフの魅力 #バンライフの内装など簡単に分かる「バンライフ」情報をご紹介します!
目次
今話題のバンライフってなに?車の中が家になっている!?
欧米発バンライフの歴史は1960年代まで遡り、車の中で生活していたヒッピーたち(60年代にアメリカで流行したサブカルチャーに生きる人たち)をきっかけにバンライフという新しいライフスタイルが生まれ、広まったといわれています。
そんな始まりのバンライフ、今ではInstagramのハッシュタグが900万件を超えるほどの人気を誇り、日本でもアウトドアブームを火付け役とし、バンライフを始める方が増加しているのです。
バンライフとは、車の中にベッドやキッチンが完備された居住空間を自分たちで作り上げ、車1つで生活を送ることができる新しいライフスタイルの1つです。また、生活に必要な電力を太陽光発電などで蓄電し、公共事業に依存せず完全に自立した生活(オフグリッド)を送る方も多くいます。
大学生2人がバンライフの魅力に惹かれた理由
バンライフの魅力はなんと言っても自由度の高さ!
バンライフでは、自分で好きなように内装を作り、好きな場所に行き、好きな場所で寝ることができるというまさに夢のような時間を過ごすことができます。また、パソコン1つで仕事ができる今の時代、この流動的なライフスタイルは日々のストレスを感じることなく生活することが可能となりました。
では、なぜ大学生2人がこのライフスタイルに目をつけたのか!?
1年間で100個の山を登る2人にとって理想の生活スタイルだった!
私たちの今回のプロジェクトは、一年以内に日本百名山を全山登頂させるというもの。移動しながら生活することができるこの「バンライフ」というライフスタイルが最適だったのです。バンライフであれば、日本全国を好きなタイミングで巡ることができ、その中で生活をすることができます。
また、登山はコースタイムが長い場合など、登山口で車中泊をして早朝に登山を開始することも少なくありません。夜登山口に到着し、バンで晩ご飯を作り、自分が作ったバンの中で夜を迎え眠ります。そして、朝起きて登山に行くことができる。
そんなことを可能にしてくれたのが、このバンライフという生き方だったのです!
改造期間は1カ月!私たちの車や内装をさらっとご紹介
ここからは私たちが実際に生活しているバンをご紹介していきます。
バンライフのバンのこと
私たちの家となった車がこちらの日産キャラバンスーパーロングハイルーフ。なんと天窓付き!もともとは介護用車両でしたが、前のオーナーさんがちょこっとキャンピング仕様に変えたものを購入させていただきました。
費用はおよそ80万円。2人で40万円ずつ出し合って私たちの家が手に入りました。
改造のこと
バンライフの醍醐味は内装を自分たちで作ること!私たちがどのように内装を改造したのかをちょこっとご紹介します。
できるだけ車内の穴の数を減らすため、木で支柱を作りその上から板張りをしています。初めは車内に穴を開けるのにちゅうちょしましたが、1年間家になる空間のためには必要な犠牲でした。
また、窓には断熱材を敷き詰め外からの冷気を遮ります。車中泊での一番の敵ともいえる暑さ、寒さ対策。断熱材で夏は遮熱、冬は保温効果をもたらしてくれます。
改造に時間を費やせたのはたった1ヵ月。まずは、Before & After をご覧ください!
グレーの色に包まれていた剥き出しの車内は、木張りをすることによって木の温かさを感じることができる空間へと大変身!ここからは私たちの現在の家でもある、車の内装をご紹介していきます!
まずはサイドの入口からご紹介!
正面に見えるのが、ローバーのクーラーボックス(左)、エコフローのポータブル電源(右)です。買い物から帰ってきたら、60Lのクーラーボックスに入れてしまえば1週間は問題なし!また、太陽光発電が蓄電できるポータブル電源で、エコに電気をゲットできます。
下には靴を収納できるスペースを確保!ハイカットの登山靴もすっぽり入るサイズです。
車内は木の温もりとスギの香りを感じることができる快適空間!
サイドの壁にはスギの木をベースに板張りし、背もたれとしても使うこともできます。
あえて木の曲線を残した木材を使用し、自然を感じるデスクをDIY!
木材屋さんで購入したヒバの木を、鎖と金具を使って机にリメイク。実は、ヒバの香りはヒノキチオールという成分が含まれており、リラックス効果があるとされています。折りたたみ式なので、スペースを取らずワンタッチで開閉できるのもポイントの1つです!
自然を感じながら食事を楽しむことができる贅沢スタンドデスク。
自然に囲まれているのに、車内で料理するのはもったいない。そんな時は外に机を拡張して、外で鳥のさえずりを聞きながら自然の中でご飯を食べることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、バンライフの魅力や私たちのバンの内装をご紹介しました。キャンピングカーを購入するほどではないが、普段の車だけでは物足りないという方にはバンライフがおすすめかもしれません。
バンライフをする際、荷物は最低限しかもっていけず、普通に家で生活した方が快適に過ごせると思ったこともあります。しかし、バンの中で起きるハプニングや道中の絶景など、絶対的非日常な毎日を送ることができます。リモートワークが進む中おしゃれな空間をDIYし、バンライフを始めてみるのもいいかもしれませんね!
YouTube動画挿入
今後はバンライフの実態など、さらに深堀りした記事もどんどんアップしていきます。
そちらもどうぞお楽しみに!
文・イケダとコスギ/提供元・.HYAKKEI
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