7月3日、香港で「水上タクシー」の運航が始まりました。

香港では、2001年から、ラッシュ時のフェリー混雑などの問題から水上航路の可能性が模索されていたということです。その後20年を経て、新たな水上移動手段が本格的に導入されました。

当面はトライアル期間となっており、観光船として運航していく予定です。

新たな水上移動手段として、また観光コンテンツとして、フェリーやクルーズ船とは一味違った楽しみ方ができるようです。

目次

  1. 香港で「水上タクシー」試験的にスタート
    1. 20年以上を経て実現、チケットは初日に完売
    2. 観光向けの運航からスタート

香港で「水上タクシー」試験的にスタート

香港でフェリーを運航している富裕小輪(Fortune Ferry)が、7月1日に水上的士(Water Taxi、以下:水上タクシー)の運航を始めました。構想から20年以上を経て実現し、まずは観光向けの試験運航から始めていくということです。

20年以上を経て実現、チケットは初日に完売

水上タクシーの誕生については、2001年に香港内でのフェリー航路の研究の提言が始まりとなっています。

香港では、特にラッシュアワー時に推定トンネルの混雑が深刻であることが問題視されていました。この問題を解消するため、新たな水上航路の可能性が模索されてきたということです。

提言から20年を経て、7月3日に水上タクシーの運航が始まりました。当初は2020年末に運航開始が予定されていましたが、一度延期されていました。

水上タクシーを運行するFortune Ferryは、北角(North Point)から観塘(Kwun Tong)や中環(Central)から紅カン(Humg Hom)などを結ぶルートを設けています。

実際には、現在はまだトライアル運航期間とされていますが、初日には乗船チケットは完売し、収容可能人数170人でタクシーが埋まったとのことです。

観光向けの運航からスタート

水上タクシーは、当面の間観光向けに運航していくとされています。

路線間であれば自由に乗船、下船できる場所が設けられていることからクルーズ船とは異なりますが、水上タクシーに設けられているコンテンツはクルーズ船に引けを取りません。

Fortune Ferryによる水上タクシーには甲板部があり、そこから音楽ショー「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞できます。

また、パノラマビューで香港の究極の夜景を体験できるほか、公式サイトでは「東洋の真珠のユニークな魅力を感じることができます」といった魅力も押し出されています。

本格運航はまだ始まっていませんが、香港経済新聞によると、今後は乗客数や新型コロナの状況などを踏まえた上で評価を行い、便数や運航日、ルートの拡大についてを決める見込みであるということです。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

【関連記事】
【独自】GoTo「良い影響ある」96.7% 、菅首相に「インバウンド期待」72.5% 海外向け情報発信の適切な時期と内容は:インバウンド対策意識調査
仏・Japan Expo創立者に聞いた、日本の魅力の「ニューウェーブ」とは?【訪日ラボ独占インタビュー】
外国人に大人気「アキバフクロウ」に実際に行ってわかった、「体験」へのこだわりとインバウンド対策の秘訣とは
インバウンド業界は「第三のフェーズ」へ-より戦略に精緻さ求められる時代に
【日中比較】新型コロナで売れた・売れない商品ランキング 「口紅」明暗分かれる