新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着きを見せている中国では、海外旅行こそ再開していないものの、国内旅行が息を吹き返しています。2021年5月の労働節連休では前年比2倍越えの観光客数が記録されていました。

これに続くように、6月12日から14日の3日間の端午節連休では、中国国内で前年同期から139%増加した約5,000億円の観光収入があったということです。

観光客数は前年同期比94.1%の増加がみられ、新型コロナウイルス感染症発生以前の2019年の98.7%まで回復しました。

目次

  1. 中国、端午節連休で国内は観光ムード
    1. 前年比139.7%の観光収入、北京の観光客数は3倍に

中国、端午節連休で国内は観光ムード

中国では、旧暦の5月5日にあたる日が「端午節」とされ、3日間の連休が設けられます。ドラゴンボートレースが開催されたり、ちまきを食べたりと中国の端午節ならではの風習がありますが、連休ということから毎年の観光客数も多くなっています。

2021年は6月12日から14日の3日間が端午節連休となり、2020年の端午節連休から94.1%増加の人出が見られました。観光客数はのべ8,913万人で、コロナ前の2019年の98%にまで回復したことが確認されています。

前年比139.7%の観光収入、北京の観光客数は3倍に

2021年の端午節は6月12日から14日の3日間で、中国国内各地で観光客が見られました。

中国文化観光省によると、国内の観光客数は8,913万人で、前年より94.1%増加しました。さらに、これはコロナ前の2019年の水準にまで回復している数値で、2019年同期水準の98.7%となっているということです。

全国の観光収入は前年から139%増加した294億3000万元(約5,000億円)に上り、主流となった観光形態は、都会でのレジャー、田舎の観光、卒業旅行、親子の勉強目的の観光などでした。

端午節連休中には多くの人の移動が見られましたが、中国の文化観光システムのはたらきによって、感染症が再拡大することは無かったことも明らかになりました。

また、北京市文化観光局によると、連休中の市内主要観光地202カ所には451万人の観光客が訪れたことがわかりました。これは2020年同期比3.3倍で、2019年同期の77.7%の水準となっています。

そして、北京市人民政府は、北京市森林公園には端午節連休期間の3日間で合計312万人の観光客がみられ、前年から実に61%増加したと発表しています。

5月の労働節連休から続く形で、中国の国内観光が盛んな様子がわかります。このことからも、中国人の旅行意欲は依然として高いことが予想できるでしょう。訪日旅行が解禁される時に備えて、訪日中国人観光客への対策が求められます。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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