ユアンタ証券は16日、エコプロビーエムの分析レポートを公開した。

キム・グァンジン研究員は、エコプロビーエムについて「2Q21予想実績は売り上げ3,098億ウォン(約300億8600万円)(+8.7%QoQ)、営業利益231億ウォン(約22億4333万円)で、コンセンサスを上回る好実績を達成する見通しだ」と予想。

背景について、「自動車用半導体の供給不足による先物市場の萎縮、物資流動量の急増に伴うコンテナ船不足の影響で、前の四半期に比べ減益の懸念があったが、素材供給の遅延はなく、CAM5稼働率の上昇により収益性も改善されると推測される」とし、「下半期には自動車用半導体の需給改善や移動需要の増加に伴い電気自動車の需要が増加する見通しだ。主力顧客会社の新規素材(サムスンSDI Gen5 NCA、SKイノベーションNOM9.5.5)の供給開始をもとに実績成長が期待される」と分析した。

続けて、「海外での直接生産の必要性が増している。主力顧客会社のヨーロッパ/アメリカ増設により素材の供給量が増加する中、現在のコンテナ船供給形式は時間・コストの側面から不利だ。40フィートのコンテナ1個当たりで移送可能な正極材は10~20トン(バッテリーセル6~12MWh生産分)に過ぎず、ヨーロッパ(サムスンSDI)、アメリカ(SKイノベーション、サムスンSDI)工場の対応に向けた現地投資が必須だ。建設期間を考えると下半期の具体化が有力だ。ヨーロッパ→アメリカ純投資が予想される」と述べた。

キム研究員は、「重要なのは海外投資決定時、中長期Capexガイダンスが上方修正されることにより、株価のリレーティングが強く発生する可能性があるという点だ」とし、「同社の従来の’24年18万トンCapa確保計画は、すべて韓国内投資に限定されたもので、海外投資は完全に新たな成長モメンタムだ」と説明している。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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