韓国の国土交通部が、ヒュンダイ自動車の電気自動車アイオニック・エレクトリック(2017年型)モデルに製造欠陥調査を指示した。国土交通部の指示により車両欠陥が確認された場合、製造社にリコール措置が行われる可能性がある。ヒュンダイ自動車はコナEVに続き電気自動車を対象とした二度目のリコール措置を受ける可能性が浮上した。
韓国メディア「BLOTER」は16日、同紙の問い合わせに対し国土交通部が「自動車安全研究院に旧型アイオニックEVモデルの製造欠陥調査を指示したことを明かした」とし、「国土交通部の関係者はアイオニックEVの急加速現象に関連し、製造欠陥調査を指示した」と報じた。
国土交通部の今回の措置は先月31日に「BLOTER」が「ヒュンダイ自動車アイオニックEV、初の急発進疑い事例全羅北道で発生」の報道の後に行われたという。
上記時によると、全羅北道益山市に住むアイオニック・エレクトリック(2017年型)の所有者は、昨年11月から急発進と思われる症状を不定期に経験している。アクセルを踏んでいない状態で車両が徐行中に最大時速90㎞まで急加速したと所有者は主張しているとのこと。
同紙は、「電気自動車業界によると、ヒュンダイ自動車が生産した電気自動車が、急発進が疑われる症状で製造欠陥調査指示を受けるのは今回が初めてではない。それだけに調査結果に業界の関心が集まっている」と指摘している。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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