和歌山県は、日本のIR誘致計画を進めていますが、5月12日、事業者として重要視されてきた「サンシティグループホールディングスジャパン」が、事業から撤退すると発表しました。

県は、今回の事業撤退を受け、「現在は事業者選定手続きを行っているところ」とし、今後は、提案審査の結果について、選定過程の透明性を示すために必要な資料とあわせて公表していく予定だと発表しました。

目次

  1. 「サンシティグループホールディングスジャパン」が和歌山のIR事業から撤退
    1. 「和歌山IR」から突然の事業撤退、残る候補者は1社

「サンシティグループホールディングスジャパン」が和歌山のIR事業から撤退

「サンシティグループホールディングスジャパン」は、5月12日、新型コロナウイルス感染症の影響や日本のIR計画が不透明であることなどを挙げ、和歌山県のIR事業から手を引くことを発表しました。

今回の発表により、和歌山県の残る候補者は1社のみとなりました。和歌山県は、審査の結果については今後発表するとしています。

「和歌山IR」から突然の事業撤退、残る候補者は1社

和歌山県では、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画が進んでいます。そんな中、県が事業者として選定中の「サンシティグループホールディングスジャパン」が、5月12日に事業から撤退すると発表しました。

同社の公式サイトでは、「新型コロナウイルス感染拡大による業界への甚大な影響と、世界中の膨大な数の企業における不確実性は今後も長期にわたり続く恐れがある」と、パンデミックによる影響を考慮したコメントが発表されています。

また、日本のIR計画について、「当初の予定よりも大幅に時間を要すると想定される中で、未だに多くの事柄が不透明である」など、事業者としてリスクを感じていることにも触れています。

公式サイトには、未だ「和歌山IR2.0を通じて描く未来」「和歌山にかける想い」などのページが残されており、事業撤退がいかに急展開なものだったかを物語っています。

和歌山県は、公式サイトでIR推進室よりコメントを発表しました。

県のIR推進室によると、今後の対応については、「提案審査の結果について、選定方法及び評価の過程並びに結果に応じた選定過程の透明性を示すために必要な資料と合わせて公表する予定です。」とのことです。

なお、和歌山県の公募には、カナダのIR投資会社、クレアベストグループの「クレアベストニームベンチャーズ」も名乗りを上げています。同社は今回の件についてコメントを出していませんが、候補者が1社のみとなったことから、「選ばれるか否か」の二択となりそうです。

このままクレアベストが優先権者となってIR計画が進められていくか、または県が再公募という形を取り仕切り直していくか、和歌山のIR計画に注目が高まります。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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