サムスンSDIは27日、2021年第1四半期(1~3月)の実績を発表した。売上高が2兆9,632億ウォン(約2900億円)、営業利益は1,332億ウォン(約130億円)を記録した。売上高は前年同期比23.6%増、営業利益は3倍近く増加した。

エネルギー部門の売上高は2兆3,870億ウォンで32.9%増加した。前期と比較して、中大型電池のうち、自動車用電池はオフシーズンの影響で販売が減少した。

電子材料部門の売上高は5,762億ウォンで4.3%減少した。前期比で半導体材料は売上高が小幅増加し、偏光フィルムも大型TV需要好調の中、前期レベルの売上高を維持したが、OLED材料は季節要因で売上高が減少した。

第2四半期には全事業部門で業績が改善されると同社は見通している。

中・大型電池は、第1四半期比で売上高が拡大し収益性が改善されることが期待される。自動車電池は欧州向け販売が増え、ESSはアメリカの電力用のプロジェクトを中心に供給が拡大するものと思われる。

小型電池は繁忙期に入り販売拡大が予想される。円形電池は新規電気自動車プロジェクトに供給が開始されマイクロモビリティ・クリーナー向けの販売が増加する見込みである。パウチ型電池は普及型スマートフォンモデルを中心に供給拡大が予想される。

電子材料は前四半期比堅調な販売増が期待される。偏光フィルムとOLED材料は需要拡大により販売増加が予想され、半導体材料も主要顧客のウェハ投入量の増加により販売の成長が続く見通しである。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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