世界で初めて手話を覚えて人間とのコミュニケーションに成功したゴリラのココをご存知でしょうか?
1971年7月1日生まれのメスのローランドゴリラ。身長154cm、体重127kg、生後3ヶ月でパターソン博士と出会い、手話を学びそして1,000語以上の手話を理解し会話することができるようになりました。
友達になった猫のボール
パターソン博士とコミュニケーションできるようになったココに、絵本を読み聞かせていると絵本に登場した猫に興味を持ったことが分かりました。そして、ココは自分の誕生日プレゼントに猫が欲しいとパターソン博士におねだり、不安ながらもココに猫をプレゼントすることにしました。その子猫はボールと名付けられました。
子猫のボールを可愛がるココ
ココはボールのことを、頭を撫でたり、優しく抱きかかえたり愛情を注いで一緒に遊ぶようになりました。まるで親友ができたかのように。
しかし、ある日ボールは不慮の交通事故で死んでしまいました。さらにパターソン博士はそれをココに伝えました。
その時のココの映像です。(死んだことを伝えるシーンは0:57~)
パターソン博士
「ボールはもう会いに来ることができない」
ココ
「・・・・・」
しばらくして
「Sad(悲しい)」
「Sorry(残念)」
「Love(大好き)」
「Unattention(話したくない)」
ココにとって“死”とは
ボールの死からしばらくして同じ研究者ムーリンがココにある質問をしてみました。
ムーリン
「念を押しますよ、このゴリラ(ぬいぐるみを指し)は生きているの、それとも死んでいる?」
ココ
「死んでいる さようなら。」
ムーリン
「ゴリラは死ぬとき、どう感じるかしら?幸せ、悲しい、それとも怖い?」
ココ
「眠る。」
ムーリン
「ゴリラは死ぬと、どこにいくの?」
ココ
「苦労のない 穴に さようなら。」※
原文“Comfortable hole bye.”
ムーリン
「いつゴリラは死ぬの?」
ココ
「年とり 病気で。」
いかがでしたでしょうか?
ココの“死”というものに対しての考えが垣間見れました。
人間の場合は“死”に対して恐怖のイメージが強い人も多いかもしれませんが、動物は意外と自然な流れとしての受け入れができているのではと感じました。
皆さんはどう感じたでしょうか?
出典:Gorilla's Pet
提供元・FUNDO
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