ドジャースの大谷翔平は、17日のフィリーズ戦に「二刀流」で先発出場した。投手としては5回無安打無失点の好投をみせ、打者としては史上6人目となる2年連続50号を放ち、ファンを大いに沸かせてくれた。

大谷翔平のシーズン成績、最近5試合の成績、最近3年間の成績はこちら！

フィリーズ戦の７回、ベンチで試合を見つめるドジャース・大谷＝ロサンゼルス（共同）

「投手」大谷翔平

1回表、ホームラン争いを繰り広げているシュワバーと「直接対決」し、さっそく見逃し三振に抑えた。この日絶好調の大谷は、5回を投げフィリーズ打線に1本のヒットも許さず、マウンドを降りた。

フィリーズ戦の５回、左翼手の好守を喜ぶドジャース先発の大谷＝ロサンゼルス（共同）

「打者」大谷翔平

1回裏の第1打席からセカンドへのヒットを放ったことで幸先の良いスタートを切った大谷。ノーアウト1塁のチャンスを演出したものの、後が続かずこの回は終了した。続く2回裏の第2打席と5回裏の第3打席は空振り三振に倒れた。そして8回裏、先頭で回ってきた第4打席に、2球目を打って待望の50号をライトスタンドに叩き込んだ。2年連続50号を達成した大谷。これは史上6人目の歴史的偉業だ。

米大リーグ、フィリーズ戦の８回、５０号ソロを放ち、祝福されるドジャース・大谷翔平。メジャー史上６人目となる２年連続のシーズン５０本塁打に到達した＝１６日、ロサンゼルス（共同）

なお、9回裏の第5打席はピッチャーゴロに倒れ、試合は終了した。「二刀流」大谷は大活躍したものの、チームは残念な黒星を喫した。