義母という存在は、家族でありながら他人。だからこそ、距離感や価値観の違いに悩むこともあります。 一見やさしそうでも、ふとした言動にモヤッとすることも…。

そこでSirabee取材班は、義母のイラつく言葉を聞いてみました。

■「うちのやり方では」とマイルール

「なぜか毎回と言っていいほど『うちのやり方では~』ってマイルールを押し付けてくる。そっちの家のルールなんて知らないし、そのルールにするつもりもない。

自分と他者の境界線がわからないタイプで、何でも自分の価値観で話すし、自分の価値観と違っていたら“常識外れ”になるから面倒」(30代・女性)

■家事能力を値踏みされる

「私が家事しているのを見ると必ずと言っていいほど『本当にひとり暮らししてたのよね?』『温室育ちなのかしら?』と嘲笑う。冗談風に言ってるけど、目が笑ってなくて、結局しっかり嫌味。

60年近く生きてる人が20数年しか生きてない人間と家事スキルを比べるのがまずおかしいってことに気づいてほしい」(20代・女性)

■恩着せがましい

「何かと感謝してほしがる。けど、義母のやっていることほとんどがお節介でありがた迷惑。気に食わないことがあると、『○○してあげたのに』『○○やってあげた』と、急に過去のことを持ち出して、こっちをコントロールしようとしてくる。

そもそも頼んでいないことをやって、『やってあげた』ってなに?」(30代・女性)

義母の言動に感じる苛立ちは、単なる性格の不一致ではありません。そこには、義母の善意、経験、そして戸籍上家族…という条件・状況に包まれた微細なコントロールが存在します。最も厄介なのは、こうした言動の多くが悪気なく行われること。

大切なのは、感情にフタをせず「それは私にとって負担です」「私はこう考えています」と丁寧に一線を引くことです。義母との付き合い方は感情と倫理のバランス感覚が問われる、現代家族の難題のひとつと言えるのではないでしょうか。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳