ほとんど努力を必要とせず、いかにも楽そうに見えますが、実は終わった後に虚無感を残しやすく、幸福感にはつながりにくい特徴があります。
適度に行うのは問題ありませんが、この活動に時間を用いすぎると、「幸せではない」という感覚が染み付くようになります。
PLAYモデルを考慮しました。
このように分類することで、自分が「どの活動にどれくらいの時間を費やしているか」が明確になります。
そして意識的にPleasingやLivingを増やし、AgonizingやYieldingを減らしていくことが、楽しさの増加=幸福感の回復につながっていきます。
では実際にどのように当てはめていけるでしょうか。7日間チャレンジを見てみましょう。
今を楽しむための「7日間チャレンジ」
PLAYモデルの真価は「気づき」だけでなく、日々の行動を変えるガイドラインになることです。
ラッカー博士は、PLAYモデルを活用した「7日間チャレンジ」を紹介しています。
これは1日1つの小さな行動変化を通じて、生活に楽しさを再導入するという取り組みです。
Day 1:無意味なYielding(流される)活動を1つ削除し、その時間でPleasing(快い)活動を1つ取り入れる。
たとえば、SNSを見る代わりに友人に電話をしてみるなど。
Day 2:ちょっとだけ自分の殻を破ることに挑戦する。
新しい料理を作る、行ったことのない場所に足を運ぶなど、小さな冒険がポイントです。
Day 3:話していて楽しい人と連絡をとる。
会えなくても、短いメッセージや通話だけで、幸福感が一気に上がることもあります。
Day 4:10分だけ、自分のための時間を確保する。
何の生産性も求めない「遊び」の時間を確保しましょう。
Day 5:Agonizing(苦痛を伴う)活動を1つ見直す
たとえば、週1回の会議をメール対応に切り替える、苦手な業務を誰かに委任するなど、形を変える工夫がカギです。