さて、財務キャリアは財源財源と非常に煩いですが、この年金の件について財源財源騒ぎません。
国民年金の破綻をすた誤魔化めにさらなる税金投入となるのです。
しかしながら財源については先送りで厚生年金の積立金から横領する額を増やす法案を通してしまいました。
財務キャリアとしてはさらなる消費税増税の理由になるので黙っていたのかもしれません。
そもそもただでさえ納付率が低い国民年金ですが、厚生年金と違って60歳までしか支払わせない建て付けになっています。
立憲共産党がこの年齢引き上げについて抵抗してきた事も大きいですし、岸田~石破政権では支持率の低迷もあってかこの国民年金の負担年齢引き上げを回避してきました。
そして国民年金破綻という現実を認めて責任を取りたくないですから、厚生労働省の役人達としては尚更「国民年金の穴埋めをするための厚生年金の積立金からの横領額を増やさないと!」ということになったのでしょう。
また民主党政権ではマクロ経済スライドを実施しない事によって国民年金の言ってしまえば赤字額を拡大させてきました。
政策について、いや政治について素人集団と言える立憲民主党は自分達のコア支持層が偏在している高齢層を優先するあまり国民年金の財政状況をさらに悪化させてたと言えます。
国民年金をより悪化させたということだけは彼らもよくわかっていますから、なおさら厚生労働省の官僚の言うとおりに厚生年金の積立金から横領額の拡大を今国会で通す事が重要だったのでしょう。
なにせ参議院選挙で勝って立憲共産国民を中心とする連立政権を作った場合、年金に厚生年金の積立金からの横領額を増やすという事を立憲民主党が主体的に行う事になるわけで今国会で立憲民主党が急いで厚生年金の積立金を国民年金に流用するのを通したのはそのあたりに理由があるのではないかと思います。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年7月13日のエントリーより転載させていただきました。