「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が25日、公式YouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』でライブ配信を実施。

不安定な会社に入る“メリット”について持論を展開した。

【動画】不安定な会社の“メリット”とは

■会社の将来が不安…

ひろゆき氏は、就職活動中の学生から、内定のあった企業の将来性について不安があり、アドバイスが欲しいとの質問に反応。

「つぶれる会社っていうのは、優秀な人からどんどん抜けていくじゃないですか。たとえば部長が辞めたら、課長だったやつが部長になるんですよ。(人が)いなくなる業界っていうのは、肩書がどんどん上がっていくんですよ」と切り出す。

「引き継ぎをするときになったら、情報を知っているやつは誰なんだ、みたいなので、上のもっと金を持っている会社から『お前、使えるじゃん』みたいなので引っ張られたりっていうのがあって…」と語る。

■「じつはステップアップチャンス」?

続けて「なので業界が再編されるときっていうのは、じつはめちゃめちゃ自分のポジションを上げる、超おいしいタイミングの可能性があるんですよ。なので、つぶれそうな会社にいるっていうのは、僕は結構悪いことではないと思っているんですよね」と持論を繰り広げる。

ひろゆき氏いわく、つぶれそうな会社は優秀な人からどんどん抜けていくとし、「例えば転職のときに、『前の会社、どうしたんですか?』って(聞かれて)、『部長になったんですけど、いやあ、最後までいたんですけどつぶれちゃったんですよね』って。『ああ、この人部長待遇なんだ』っていう…本当は係長レベルなんだけど、人がバンバン抜けていって部長になったって、(転職先の相手は)分かんないじゃないですか」と話す。

つまり、「つぶれる前はそれなりにでかい会社だったとすると、『この人は優秀なんだな』みたいな誤解をされるんですよ。じつはステップアップチャンスだったりするんですよね」と力説した。

■遠回りのようで「うまくいく」

さらに、「人数が少ないと、仕事を頼まれる量とか、やれることの幅が大きくなんですよ。営業で下っ端で入ったら、主任がいて課長がいて部長がいて専務がいて…になるんですけど、もう人が3人しかいません、っていったら、社長と直で営業のやり取りをすることになるんですよ。っていう感じで割とどんどん上がっていけるっていうのがあるので」と、幅広い経験を積めることにも言及。

「なので安定した企業にいるというよりは、むしろつぶれそうな会社にいるっていうのが、いろんな経験もできて結果として、遠回りになるように見えてうまくいくっていうパターンもあるんじゃないかなと思います」と述べていた。