老後貧乏を回避する方法

老後貧乏を回避する方法は大きく分けて2つだ。

1つは支出をコントロールする習慣を身につけること。もう1つは資金に余裕があるうちから金融資産の貯蓄を進めることだ。

20代から40代までは、子育てなどで支出を削るのが難しい家庭も少なくないだろう。だが、子どもたちが独立する50代からは、大きなライフイベントがないため貯蓄しやすい時期である。この間に支出を調整して毎月の投資資金を確保するのが効果的だ。

50代からでも金融資産の形成は可能

例えば、2024年1月1日から開始される新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠の両方に投資可能で、年間最大投資額が360万まで拡大される。

つみたて投資枠だけでも、毎年120万円まで利用可能であるため、50歳から始めたとしても65歳まで毎年120万円積立できれば、1,800万円の金融資産を形成できるのだ。

NISA口座をまだ持っていない人は、開設することをおすすめする。

文・馬場正裕(ファイナンシャル・プランナー)
高校教師・学習塾・予備校の講師を経て、現在は金融・保険などのマネー系Webライターとして活動中。主に、金融メディア、SDGsメディア、教育メディアに出稿している。