温暖化の弊害は熱帯に集中している

温暖化の弊害は何かあったのだろうか。気候変動の影響を報告するサイトによれば、アフリカ東部の干魃で300人が死亡し、リビアではダムの決壊で3400人が死亡したが、温暖化との因果関係は不明である。

このサイトは他にも熱波、豪雨、干魃、山火事などの例をあげているが、それをみてわかることは、地球温暖化の被害は圧倒的に熱帯に集中しているということだ。これを防ぐには、効果の疑わしい脱炭素化より堤防などのインフラ整備が必要だ。

最大の弊害は、温暖化対策でエネルギー価格が上がったことだろう。脱炭素化で世界のトップを走っていたドイツは、ウクライナ戦争で安価な天然ガスの供給が断たれ、マイナス成長に転落した。

Foresightより

気候変動はゆるやかに起こっている自然現象であり、2100年までに2℃上昇ぐらいの変化は、少なくとも北半球では大した問題ではない。

脱炭素化は雨乞いのような気休めで、自然の大きな変化を止めることはできない。これだけ大騒ぎしても、最高気温を記録したことがそれをよく示している。気休めでもやりたい人はやればいいが、毎年5兆ドルも税金を使う価値はない。

人類はもっと謙虚になり、自然を改造しようなどと考えないで、気候変動に適応して生きる道を考えるべきだ。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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