台北へ日帰り
1999年10月の帰国では台北に日帰りした時のことが特に記憶に残っている。台北が地震で、弊社の顧客KEL店の被害などを尋ねるべく訪問した。都内の西新宿の定宿を早朝に出て、成田に向かい午後1時前に台北空港に到着。
KELの社長が空港に来てくれていて、彼と面談する前に帰りのフライトのチェックインを済ませ、その後空港のラウンジで1時間半くらい彼に家族や店の被害状況などを尋ねた。その後、午後4時半のフライトで成田に戻りホテルには10時半頃到着。フロントのスタッフに「台北を日帰りして来た」と伝えると驚いていた。
今回の台北訪問からバレンシアに戻るには名古屋小牧空港を利用してロンドン経由でバレンシアというルートにした。この頃はまだ中部国際空港はなかった。
その後も小牧空港からロンドン経由でバレンシアというルートを数度利用した。小牧空港でのフライトが午前10時ということで、いつも駅前の名鉄ニューグランドホテルからタクシーを利用した。
いつも同じタクシーの運転手になった。筆者がホテルを出るのが早朝6時過ぎで空港に7時前に到着。7時から空港が開いてチェックイン開始となっていたからだ。それでホテルの前のタクシー乗り場で常に一番前の列に並んでいたのがこの運転手のタクシーだったからだ。
一度は彼が2番目の列だった時は最前列のタクシーの運転手に「大事なお客だから」と言ってくれた。あの時は彼に申し訳ないと感じたが、タクシーの列は尊重しなければならなあと感じて一番前のタクシーに乗車した。
輸入住宅業者にアプローチ開始2000年2月の帰国からは輸入住宅企業への開拓を始めた。従来の顧客の中からタイルに関心を表明する人が出て来たことに応えるためにタイルそしてそのあと瓦にも販路を広げた。弊社が扱っているタイルはテラコッタの手作りタイルで従来の量産タイルとは差別化を図った。
一枚一枚のタイルに色のむらがあり、それを張って行くと全体で自然の模様になる。また厚みがあるのでタイルの側面も表として使用することも可能。これらの特徴は量産やセミテラコッタタイルではできない味だ。