ネタ切れ防止のためにはなにが必要?
ニュース記事の場合は、不特定多数の人に読まれることを想定して文章を書かなければいけません。テーマは読者の関心に合わせていたほうがいいでしょう。オープン情報から、読者の関心を推測することは難しくありません。
筆者の場合は、SNSの書き込みを参考にします。たとえば、20代の趣味について文章を書きたいと考えたとします。検索エンジンで調べれば、おおむねの傾向がわかります。さらに、SNSを見れば、年代ごとの嗜好がわかると思います。
情報たどれば、詳細な情報を把握することができます。「今日、行きたかった○○寺に来ています」「○○線の始発で終点まで行って来ました。名物のお蕎麦を食べたら終電で帰ります」など。プライベート色が強いほど確信にかわるものです。
あなたがいま、50代向けに記事を書こうとしていたとしましょう。
「50代でも楽しめる筋トレ」 「50代でも20代のように若々しく見える筋トレ」
どちらの記事を読みたくなるといえば、後者だと思います。
読者が読みたい、または反応しやすい言葉を散りばめることで、興味を惹きつけることができます。
文章を書くうえで気をつけなければいけないのが「ネタ切れ」です。そこで、ネタ切れ防止のためにおすすめしたいのが「複数視点を持つこと」です。
たとえば、50代の筋トレというテーマに、スポーツジム、サウナ、温泉、スニーカー、ビール、天気、歴史、景観、著名人、遺跡、人などというように細分化していったらどうでしょうか。
視点が多いほど切り口は多様になります。一つの取材場所でもあっても、媒体やターゲットにあわせて、複数の記事を書き分けられるようになります。
本書は書き手の悩みが元になっているので、とにかくリアルで実用的です。本当に役立つ「具体的」「実用的」な情報だけがまとめられています。小説を書く技術が学べるはずです。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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