■ためらいの末に…

ハーは口論の末にナイフで義母にケガを負わせ、子供を抱き上げベランダへ。子供を外側に宙づりにすると、しばらくは躊躇する様子を見せていた。子供は自分の身に迫る危険を理解していたのか、ベランダの内側に入れてもらおうと、母親の腕に必死にすがっていたという。

映像には、ハーに思いとどまるよう懸命に説得する近隣住民らの声も録音されている。しかしハーは、もうひとりの子供が真横で見ているなか、ついに抱いていた3歳のわが子から手を離した。