■「流石に迷惑」と「許してあげなよ」で対立
「肩車はちょっときついなー」と締められた同ポストは、投稿から数日足らずで3,000件以上ものリポストを叩き出すほど大きな話題となっている。
Xユーザーからは「流石に迷惑すぎる」「後ろに子供がいたら、その子は見られないですよね…」「これだから『子持ち様』って言われるんだよ」「これ、ディズニーでは絶対やっちゃ駄目なやつ」「真後ろの人、何も見えなかったのでは」など、親の行動に対する疑問の声が続出。特に、ディズニーファンからこうした意見が多い印象を受けた。
一方で「これに文句を言うのは大人気ない」「子供が見たいんだから、これくらい許してあげなよ…」「子供に夢を与える場所だろ」といった擁護派の意見も見られ、派閥が真っ二つに分かれる事態となっている。
果たしてTDL公式では今回のようなケースをどう認識しているのか、確認してみよう。
ポスト投稿主・いいさんが件の光景に遭遇したのは、12日。「Reach for the Stars」というショーの、17時50分開始回の最中であった。
当時の様子について、いいさんは「ショーの開始から15分ほど経ってから肩ぐるまをし始めました」と振り返っており、その後はショーの終了まで肩ぐるまが続いたという。
いいさんは「お子さんに綺麗なショーを見てほしい気持ちは分かりますが、後ろの人のことを考えて、抱っこなどで対応してほしかったです」「ずっと楽しみにしていたショーですが、プロジェクションマッピングがメインなので、(子供と)被って見えない場面も多く、残念でした」と、当時の心境について語ってくれた。
しかし、いいさんは肩ぐるまをする親の気持ちを「全否定」しているワケではない。
この件については「子供の思い出に残るように、高い場所から綺麗なショーを見てほしいという親の気持ちも分かります。なので、投稿にも『あの子の一生の思い出になるならいいけど』と書きました」「しかし親は周りに配慮して、『自分が肩車をしたら後ろの人が見えづらくなってしまうのではないか?』という点まで考えてほしかったです」とのコメントが得られた。
いいさんは今回のショーをパートナーと一緒に見ていたのだが、いいさんより背が低いパートナーはかなり見えづらそうにしていたそうだ。
こうした点を踏まえ、いいさんは「『(肩ぐるまではなく)抱っこでは駄目なのか?』と思いました。肩ぐるまと比べて腕が疲れてしまいますが、このショーの間にも、後ろの人の迷惑を考えて抱っこをし、ショーを見せてあげた親御さんもいたのではないでしょうか」と、解決策を提案していた。
なお、Xユーザーの中にも、同様の意見の持ち主が少なくないようだ。