FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選で、サッカー日本代表「森保ジャパン」と同組の北朝鮮代表。今月16日開催のシリア戦で0-1と敗れたが、同国代表GKカン・ジュヒョクによるファウルが話題を呼んでいる。
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北朝鮮は新型コロナ感染拡大以降、国境封鎖による国際大会棄権が続いていたが、今年9月に行われた第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)で5年ぶりに復帰。北中米W杯アジア予選やパリ五輪、アジアカップなどにも参加している。
このうち、北中米W杯予選では2次予選で日本、ミャンマー、シリアと同組に。平壌でホームゲーム開催の可能性が不透明である中、16日に中立地サウジアラビアでシリアと対戦。消息不明とされていた元ユベントス所属のFWハン・グァンソンもスタメン出場していた。
ただこの試合では、前半36分に思わぬ形から失点。ボールがペナルティエリア左で高くバウンド。ボールを処理しようとしたカン・ジュヒョクが前に出ると、ペナルティエリアに侵入したMFオマル・フリービーンに空中で体当たり。ボールに触ることなくフリービーンを倒すと、主審はシリアにPKを与えた。
このPKをFWオマル・アッ=ソーマが沈めると、これが決勝点に。北朝鮮はイエローカード1枚とラフプレーこそ目立たなかったものの、攻撃陣が不発に終わった。
なお韓国メディア『ネイトスポーツ』は「北朝鮮代表GKは“胴体打ち”という愚かなミスから失点した」と伝えている。国際大会に復帰した北朝鮮だが、珍しいミスにより黒星スタートとなっている。