サッカー日本代表「森保ジャパン」は今年3月、FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦。2月にパリ五輪アジア最終予選を控えている日本女子代表(なでしこジャパン)と同じく、平壌でのアウェイゲームを避けられない見通しとなっているようだ。
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新型コロナの収束もあり、昨年9月に行われた第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)で5年ぶりに国際大会へ復帰した北朝鮮。金メダル11個、銀メダル18個、銅メダル10個獲得という成績を残した反面、男子サッカー競技準々決勝・日本戦でのラフプレーや威嚇行為が議論の対象に。
くわえて拉致や核開発、ミサイル発射など多くの国際問題を抱えているだけに、日本のファン・サポーターからは男子女子ともに平壌開催のアウェイゲームを取りやめて、中立地への変更を求める声が上がっている。
しかし米ラジオ局『ラジオ・フリー・アジア』は今月10日に「北朝鮮の男子・女子サッカー団は、今年2月から日本を行き来する」とリポート。「北朝鮮は2月から他国のスポーツ団に国境を解放する。パリ五輪、北中米W杯出場権が懸かった一戦であるため、試合は通常通り平壌で開催されるとの見方が有力だ。特別な事情がない限り、ホームゲームをボイコットすれば、大会出場禁止などの処分を受ける可能性が高い」としている。
また日本代表一行が平壌を訪れるとなった場合に考えられるシナリオとして、『ラジオ・フリー・アジア』は「かなりの規模の日本の選手団が北朝鮮に入国することは、北朝鮮が外国人に国境を大幅に開放するきっかけになる」と伝えている。