日本サッカー協会(JFA)は今月2日、『週刊新潮』のニュースサイト『デイリー新潮』で性加害疑惑が報じられているFW伊東純也(スタッド・ランス)のAFCアジアカップ日本代表チーム離脱を公式発表。準々決勝イラン戦を前に激震が走る中、ネット上ではキリングループ(キリンホールディングス株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社)をはじめ日本代表スポンサーの撤退を危惧する声が沸き起こっている。
ファン・サポーターの間で話題になっているのは、3日午前にJFA公式YouTubeチャンネルで公開された『Team Cam』だ。「8強進出 バーレーン代表戦の舞台裏」と題した今回の動画では、MF南野拓実(ASモナコ)とMF遠藤航(リバプール)が対談。両選手ともに代表チームのトレーニングウェアを着用しているが、左胸にあるエンブレムの下にある「KIRIN」にモザイク加工が施されているのだ。
キリングループは1978年から40年以上にわたり、日本代表をサポート。2022年6月には、JFAと2023年から2030年の8年間にわたる「日本サッカー協会オフィシャルパートナー」契約を結ぶことで合意していた。
これまで日本代表を全面バックアップしていたキリングループであるだけに、『Team Cam』におけるモザイク加工はX(旧ツイッター)上で話題に。「伊東純也騒動のせいか?」「伊東純也の週刊誌報道で、JFAの対応も大変だな」と伊東に関するコメントが多数見られるほか、「キリン撤退しちゃうの…?」「スポンサー降りる気なのかな?」「KIRINのロゴだけモザイクかかっているけど、これがスポンサーの圧力か…」といった声も挙がっている。
伊東の性加害疑惑を巡っては、女性側が刑事告訴すると、選手側も1日に虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出している。またフランス紙『レキップ』が2日伝えたところによると、日本代表チーム離脱が正式決定した伊東は、所属先のスタッド・ランスへ再合流する模様。心身のコンディションを踏まえて、4日開催のリーグアン(フランス1部)トゥールーズ戦でプレーする可能性は低いとみられる。