北海道コンサドーレ札幌からいわてグルージャ盛岡へ完全移籍した元日本代表DF西大伍は今月はじめ、『幻冬舎』の編集者である箕輪厚介氏と対談。『週刊新潮』が報じたAFCアジアカップ日本代表FW伊東純也(スタッド・ランス)の性加害疑惑報道に関して議論を交わす中、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手について持論を述べている。
週刊新潮による性加害疑惑報道を巡っては、アジアカップ開催期間中だったこともあり、SNS上では女性側や週刊誌側に対する批判が噴出。メディアを通じて垣間見えた伊東の一面をもとに、同選手を擁護するファン・サポーターも多く見られる。
“伊東純也擁護論”が盛んに飛び交う中、西は4日夜に自身のYouTubeチャンネルで箕輪氏との対談動画を公開。この対談において、箕輪氏は「伊東選手が飲み会行くはずがない」「あんな陰キャラの人が、初対面の女性とそんな話すわけがない」といった声を受けて、ファン・サポーターが抱いている選手像と実際に姿にギャップがあることを指摘。その上で「そういった声は、逆に伊東選手にとってもしんどいと思う。『飲み会くらい行くわ』と(思っているだろう)」とコメントを残している。
また西もひとりのサッカー選手という立場で「サッカー選手を皆さんどう思っているのか分からないですけど、ここまで綺麗なものではない。ナイトマッチの後とか寝れなかったりする。むしろ(飲み会に)行きたいんですよ」とサッカー選手のリアルを語っている。
そしてサッカー選手の飲み会事情に話題が及ぶと、箕輪氏は「アスリートにまで清廉潔白を求め始めたら、世の中つまらなくなると思う。大谷翔平みたいな人がいてもいいけど」と持論を展開したが、西は「僕知らないですけど、大谷翔平も遊んでいますよ」と主張。これに対して箕輪氏は「あの人はそうじゃない気がするけど。お酒飲まないとしても、絶対に発散はしていますよね。そうでなかったら、やばいですからね」と、日本トップアスリートのストレス発散方法を推察した。
北海道日本ハムファイターズ在籍時から、先輩からの飲み会の誘いを断り、黙々とトレーニングに励んでいたことで知られている大谷。「野球にしか興味がない」「女性と遊んだり飲んだりするイメージがない」といった世論が形成されているだけに、箕輪氏と西の発言がどのように受けとめられるか気になるところだ。