ウィーン現地時間28日午前2時半以降、バイデン米大統領とトランプ前大統領の対面討論をCNN放送で聞いていたこともあって、頭は疲れ朦朧としている。29日用コラムを書く体力と集中力が乏しくなった。そこで数日前から頭から離れない「なぜプーチン氏に後光が・・」をテーマに思いつくままコラムを書くことにした。
最近は政治家の発言を聞いた時、それがフェイクかファクトかを確認する必要が出てきたが、発言だけではない。写真でも撮影後、さまざまな修正が可能だから、その写真が本物か否かをチェックする必要が出てきた。被写体が出来た写真に満足できない場合、明暗だけではなく、被写体の目、口などにも手を加えて修正することができる。だから、写真の真偽も検証しなければならないわけだ。
なぜそのようなことを突然呟くかというと、ロシアのプーチン大統領から後光が差している写真があったからだ。
プーチン大統領は19日、北朝鮮を24年ぶりに訪問し、金正恩総書記と会談した。プーチン氏は会談後、平壌にある唯一の正教会、「聖三位一体聖堂」を訪問し、ロウソクを灯して祈祷したが、その時の写真がクレムリン公式サイトに配信されていた。写真はロイター通信やAFP通信のカメラマンが撮った写真ではない。その写真にプーチン氏の頭の後から光(頭光)が写っていたのだ。