中国政府の主導により、パレスチナ自治政府の主流派であるファタハと、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが和解する合意に署名しました。先進各国の内政が混乱している間に、中国の中東での存在感が高まっています。北京での会議には、ファタハとハマスを含む14の組織が招待されていました。

かつてエジプト政府の主導で成立した和解合意により、ガザの行政権限を統一政府へ移譲することが決まったこともありましたが、合意は崩壊していました。

王毅中華人民共和国外交部長を取り囲むパレスチナ各派閥の領袖たち 中国外交部HPより

犬猿の仲であったファタハとハマスの間を中国が取り持ちました。