効率主義者をたとえると、自動車教習所で運転のマニュアルをたくさん読むが、絶対にハンドルを握らないドライバーのようである。
結局、最低限の座学を受けたら下手でも失敗が多くても、とにかく運転の場数を踏むドライバーが一番伸びることからわかるように、勉強もビジネスも「実践がすべて」なのだ。脳内シミュレーションをいくら頑張ったところで、たった一度の経験には遠く及ばない。
過去記事で書いた通り、現在の自分は子供にプログラミングを教えながら自分でも本を買って独学をしている。でも本を読んでばかりでは上達しないと理解しているので、読んだら実際にプログラムを入力する、また読む、また入力をひたすら繰り返して体で覚えるようにしている。
もちろん、この中ではたくさんの失敗もする。自分が想定通り動作しないことも多い。効率主義者はこの時間を「前進しないムダな時間」と解釈するだろうが、自分はこの失敗を乗り越える時間こそ一番技術が伸びる瞬間だと思っており、壁にぶつかったら嬉しく感じる。
また、生成AIの技術力を高めるために毎日色んな仕事で使い倒しているが、雑誌や書籍を買って新しく知ったプロンプトを毎日1つずつ試している。そうやって1年以上かけて少しずつ使い方に慣れてきた。
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ビジネスは「インプット2割、アウトプット8割」くらいの比率が良いと思っている。インプットしないとアウトプットの質も低下するが、インプットばかりではまったく上達しない。直近3ヶ月、大きな失敗をした記憶のない人は「効率ばかり意識してムダを嫌い、結果として行動力が不足している」と考えるべきだろう。
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