展覧会最後の方に飾られた、ウォーホルの死を悼んで作った”墓石”に、胸が痛む。最初の部屋に、二人の交友のきっかけとなった”ドス・カベザス”とその原点の写真があって、バスキアの喜びが感じられるだけに、より、”墓石”がつらい。バスキアは、ウォーホルを追うように亡くなってしまった。

名作Dos Cabezas

1982年10月14日、二人の画商によりバスキアとウォーホルは正式に知り合いに。ウォーホル大好きだったバスキアは、画商に二人の写真を撮ってもらい、すぐにその場を去ったそう。2時間後、ウォーホルのアトリエに、この作品が到着したのだそう。小さな写真と大きな作品。同じ空間で見比べられ、この展覧会の必見アイテム。