■「何でも自己完結」に問題?

自衛隊は有事の際に戦い続ける能力を維持するために基本的に全てを自己完結させなければならないが、そんな彼らは演習場の草刈りや伐採も自らしなければならない。

訓練の効率化を図るため、自衛隊は「演習場定期整備」といい、定期的に広大な訓練場所の草刈り等をする。これは、第一線部隊の隊員をほぼ総動員し、数週間かけて草刈り、木の伐採等をしなければならない。

某師団内の陸曹隊員からも「我々が戦う場所は不整地なのに、なぜ草刈りをして綺麗にするのだろう」と疑問の声が上がっていたが、同じこと考えている隊員は少なくなかった。