高橋氏は「体力の衰えとデジタル化やコロナ禍」としたが、63歳にして引退を決めた裏には、連載を続けたところでその原稿料が岩本氏および南葛SCに吸い取られる現実に接し、モチベーションを失ったからではないのか。

常に話題先行で思うように強化が進まないチームに加え、フロントを刷新することもできず、八方塞がり状態にあるクラブトップの高橋氏。南葛SCは来季以降どうするのか、そもそもピッチ内外で生まれる問題点を洗い出し、意思決定をするのは誰なのか。

夢を語るのは自由だ。しかし、地域リーグ中位が指定席となりつつあるクラブを応援し続ける奇特なサポーターが、どれだけ存在しいつまで我慢してくれるのかなど分からない。高橋氏と岩本氏は本気でクラブの強化と方向性について考えなければならないだろう。