上田綺世 写真:Getty Images

 現地時間10月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で、フェイエノールト(オランダ)がアウェーでベンフィカ(ポルトガル)を3-1で下し、見事な勝利を収めた。ブライアン・プリスケ監督率いるフェイエノールトは、日本代表FW上田綺世のゴールとMFアントニ・ミランボの2ゴールでポルトガルの強豪を圧倒。CL2勝目を手にした。上田はCL初得点となった。

 同試合では、フェイエノールトは試合序盤から攻勢を仕掛け、前半に上田が先制点。さらに上田が追加点を奪ったかに見えたがフェイエノールトのDFジョルダン・ロトンバが、ベンフィカのDFニコラス・オタメンディを背後から押したとして、主審によりゴールが取り消された。この判定にオランダのジャーナリストたちが不満を表明している。

 「フェイエノールトは正当なゴールを奪われた」とオランダの記者リック・エルフリンク氏は指摘。また、「10月22日の夜のVARは正しい判定を修正するために機能したが、今夜はゴールを取り消すために細かい点を探していた」とVARの運用方法に疑問を呈した。

 またネット上ではファンから審判への批判が相次いだ。「ゴールがファウルによって無効になるのは理解できる。特にそのファウルがゴールに直接影響を与えた場合は納得できる。しかし、今回のプレーは全く影響がなかった」「CLなのに、どうしてこんなに審判が酷いんだろう。まるで適当にアマチュア審判を選んで試合を任せているような感じだ」

 CLでの初得点に続き2点目はお預けとなった上田だが、公式戦では3戦連続ゴール。確実に存在感が増しており、フェイエノールトでの立ち位置が徐々に変わってきているのは間違いないだろう。