ルーキーイヤーの昨年は、夏にDF白井康介が移籍したこともあり定位置を掴んだDF福田心之助。今季も開幕からスタメン出場を続け、下位に低迷し苦しむチームを支えてきた。途中怪我による離脱もあったが、第27節のセレッソ大阪戦で復帰すると1ゴール1アシストの活躍で大量5得点での勝利に貢献。改めてチーム内での自身の重要性を示した。

ゲーム終盤であっても積極的に上下動を繰り返す運動量が大きな魅力。その分攻撃時に前線へ顔を出す場面も多く、今季ゴール数こそ多くないもののチャンスにはしっかりと絡めている。直近の第34節サガン鳥栖戦でもゲームが終わりに近づく時間帯でパスカットからゴールに迫って自ら決めきり、自身の武器を見せつけて勝利に貢献。国内において急激に成長を見せる選手の1人であることは間違いない。それだけに、代表を経験することでさらに進化を遂げることも十分に期待できる。