クリスティアン・エリクセン 写真:Getty Images

 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンには、今夏アヤックス・アムステルダム(オランダ)への移籍の噂が根強くあった。しかし最終的にはユナイテッドに残留。契約は今2024/25シーズン限りで終了するが、現時点では契約延長の話し合いは行われていないようだ。

 イタリアの有名なサッカージャーナリストで移籍シーンに精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、エリクセンは来夏にフリーで移籍可能になる見込みのようだ。ユナイテッドとの新しい契約にサインする可能性は極めて低く、そのため今シーズン終了後には新たなクラブをフリーで探すことになるだろうと予想されている。

 この状況はアヤックスにとってチャンスと捉えられている。アヤックスは2013年以来のエリクセンとの再契約に前向きな姿勢を見せていたが、これまでは財政的な理由で実現が難しかったようだ。しかし、2025年の夏には状況が変わる可能性があると報じられている。

 9月初め、アヤックスのテクニカルディレクターのアレックス・クローズ氏はエリクセンについて「確実にリストに載っている。私たちのクラブ出身の選手であり、豊富な経験と実績を持つ優れた選手だ」と話している。

 過去にアヤックスのユースからトップチーム(2008-2013)までプレーしたエリクセンだが、近年成長著しいアメリカやサウジアラビアのクラブへの移籍も噂されており、獲得レースの行方は混迷を極めそうだ。