■昭和初期に現在の製造方式が確立

こうした試行錯誤を経て、昭和初期に四ツ菱食品㈱が酸とアルカリを併用してみかんの内皮をキレイに剥くことに成功したのだ。

艶々でツルツルのあのキレイなみかんの粒感が楽しめるのは、こうした試行錯誤と努力の道程があったからだと思うと、ゆっくり食感を楽しみながら食べなければもったいないような気がしてくる。

いままで気にすることなく食べていた人がほとんどであろうみかんの缶詰。次に食べる機会があれば、その歴史に思いを馳せつつ、かわいらしい粒感を愛でてみてはいかがだろうか。

(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年7月12日~2024年7月17日
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)

提供元・Sirabee

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