■日本初のみかんは外皮つきの糖蜜漬け
日本で初めてみかんの缶詰が作られた明治10年頃は、「外皮つき糖蜜漬缶詰」として、金柑の甘露煮のように外皮がついた状態でシロップに漬けられたものだった。
明治30年頃には、外皮を手剥きして丸のまま詰めた「みかん缶詰」が製造されて市場にも出回ったが、売れ行きはあまり良くなかったようだ。
その後、内果皮をアルカリで剥皮した「みかんシラップ漬缶詰」が作られたが、アルカリのみでは全ての内皮を取り除けず、残った部分は手作業で取り除いていたという。
日本で初めてみかんの缶詰が作られた明治10年頃は、「外皮つき糖蜜漬缶詰」として、金柑の甘露煮のように外皮がついた状態でシロップに漬けられたものだった。
明治30年頃には、外皮を手剥きして丸のまま詰めた「みかん缶詰」が製造されて市場にも出回ったが、売れ行きはあまり良くなかったようだ。
その後、内果皮をアルカリで剥皮した「みかんシラップ漬缶詰」が作られたが、アルカリのみでは全ての内皮を取り除けず、残った部分は手作業で取り除いていたという。