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ハイティー・バター茶・ジャンジャーレモンハニー。バラエティ豊かなインドのお茶
まとめ:紅茶好き・冒険好きの方は一度は本場のチャイを味わうべき!
ハイティー・バター茶・ジャンジャーレモンハニー。バラエティ豊かなインドのお茶
ハイティー
イギリスの植民地統治により、インドにはイギリスの影響が今も至るところに残っています。その1つともいえるのでしょうか、インドでもアフタヌーンティーを楽しめます。
インドでは「ハイティー(High Tea)」と呼び、紅茶1ポット分と軽食2人前がセットが基本です。高級ホテルでもこの1セットで1,000ルピー(1,500円程度)なのでお得ですね。
油であげたもの・小麦で作ったスナックが多いので、お茶が進みます。
写真は、イギリス統治の名残を強く残すムンバイの「The Taj Mahal Tea House」のハイティーセットです。
【Brooke Bond Taj Mahal Tea House】
- 住所:Sanatan Pereira Bungalow, 36/A, St John Baptist Rd, Bandra West, Mumbai, Maharashtra 400050
- 営業時間:7:30〜23:00
- 定休日:年中無休
バター茶
インドは多民族国家です。インドを語る上で忘れてはならないのがチベット人。チベットから亡命してきた方々がインド各地に住んでおり、故郷の文化をインドでも育んでいます。
チベットのお茶と言えば、バター茶!これは、バターと塩が入ったお茶です。
チベット亡命政府のあるインド北部・ダラムサラに旅行した時のこと。ハーブティーを飲みたかったので「チベタン・ハーバルティー」を頼んだところ、間違ってバター茶が運ばれてきました。気づかず飲み、その塩気とバターのコクに脳が混乱しました。
別の日にダラムサラのギャトゥ修道院で「寄付を入れる箱はどこ?」とお坊さんに話しかけたところ、「お金はあとでいいから、まずは朝ご飯食べていきなさい」とナンのようなパンをすすめられました。そして、茶碗に並々と注がれるバター茶!これが、パンに抜群に合いました。やさしい塩味とまろやかなバターが、味のないパンを胃に流してくれます。
お坊さんが淹れてくれたからでしょうか、特別おいしかった1杯です。チベット人はこのバター茶を1日20杯も飲むそうです!
【Gyuto Tantoric Monastry Temple】
- 住所:59P9+XG6, Sidhbari, Himachal Pradesh 176053
- 営業時間:5:00〜18:00
- 定休日:年中無休
- 入場料:無料
ジャンジャーレモンハニー
ダラムサラは観光名所としても有名で、新婚旅行や家族旅行のインド人に加え、たくさんの西洋人が滞在しています。
その影響もあるのでしょうか、すごくモダンでおしゃれな「ジンジャーレモンハニーティー」が名物となっていました。ダラムサラはヒマラヤのふもとなので寒さが厳しいのですが、ジンジャーレモンハニーティーを飲むとぽかぽか体が温まります。
外国人にも飲みやすく、ヒマラヤの恵みであるハチミツを味わえるジンジャーレモンハニーティーは、色々なカフェで注文されていました。
まとめ:紅茶好き・冒険好きの方は一度は本場のチャイを味わうべき!
炎天下で飲んでも、寒い朝に飲んでもおいしいチャイ。チャイを飲んでほっと一息つく瞬間がたまらず、旅の疲れを癒してくれるチャイはまさに冒険の味です。
ご紹介したように、ハイティーなど上質な紅茶を破格の値段で楽しめるインドは、紅茶好きの方は訪問必須の国です。
ぜひ、インドでお茶巡りをしてみませんか?
文、写真・やまもと/提供元・たびこふれ
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