目次
猪名川町「想月」の基本情報
いただいた「想月」のメニュー
猪名川町「想月」の基本情報
懐石・和食メニューはリンク先で!
今回は晩の食事メニューをいただいたのでその食事について解説しています。他にもカフェメニューやお昼のコース、今回は車で訪問したので飲めませんでしたが、日本酒の品揃えも充実しているので、事前にリンク先からメニューを見てください。予約なしでも大丈夫のようですが、事前に問い合わせてから訪問することをおすすめします。
想月へのアクセス&営業情報
【住所】兵庫県川辺郡猪名川町広根西ヲコダ14
【営業時間】11:30〜21:00
(ラストオーダー20:00)
【定休日】水曜日
【問い合わせ先】072-746-3179
いただいた「想月」のメニュー
想月名物おまかせセットの全食事をレビュー!
今回いただいた和食コースの前食事内容を紹介します。コース価格は税抜き3800円で今回は鍋の食材を猪肉にグレードアップしたので+500円となりました。コースの価格は変動するおそれがありますので、事前確認をお願いします。
食事1:想月サラダ
最初に出されるサラダから創作懐石の醍醐味を感じました。おしゃれなグラスに刺さった野菜と泡立っているものはドレッシングです。マドラーのように見えるのはズッキーニでした。卵・オクラ・山芋を合わせたドレッシングをズッキーニで混ぜ合わせてからレタスの上に掛けていただきます。滋味に溢れる味は食事の最初を飾るのにふさわしいものでした。最初にサラダが出てくるのは糖の吸収を穏やかにする狙いがあるそうです。
食事2:刺身
刺身は左から鯛・まぐろ・いかの3種類です。面白いのがそれぞれの前にある調味料でいただくということです。刺身の手前にある調味料を左から紹介するとトマトソース・ワイン塩・フリーズドライしょう油・梅肉となります。意外な美味しさだったのがトマトソースでいただく鯛の刺身でした。鯛の旨味をトマトソースの酸味が引き立てる役割をしており「もっと食べたい」と食を進ませる味わいです。
食事3:盛り合わせ
水菜のお浸しやなます、小魚の煮付けなどがあしらわれた一皿です。ここでもはじめて食べたものがあり、意外な発見をさせてくれました。それはお皿の左に盛り付けられているものです。これはあまほうずきと言う野菜となります。ほうずきと言えば仏前に備える花のイメージしかありませんでしたが、食べてみると酸味の少ないトマトを食べているような味でした。
食事4:大吟醸粕仕立鍋
「もっと食べたい!」という欲求が膨らむ和食・懐石コースの演出がこのお鍋に詰まっている気がします。未加熱の状態で目の前に運ばれてくる酒粕鍋。火をつけて温まって行くの見ていると「まだかまだか」と気分を盛り上げてくれます。温まってくると良質の酒粕のいい匂いが漂い、猪肉を裏返して火が通れば鍋の開始です。猪肉の濃厚な味わいと酒粕の旨味がマッチした非常に美味しい鍋でした。食べるたびに酒粕の香りが鼻を抜けて、出汁まで飲み干したくなる一品です。
食事5:天ぷら
海老の磯辺巻き・ししとう・お麩・白身魚のしそ巻きが当日の天ぷら盛でした。日によって内容が変わるようです。鍋で膨らみかけたおなかに塩で食べる天ぷらは味・量ともに申し分ありませんでした。食事が終盤に向かう名残惜しさを感じさせるのが心憎い配分と言えます。
食事6:ごはん・吸い物
食事を締めくくるのはごはん・香の物・吸い物です。炊き立てのごはんの上にはちりめん山椒が乗せられています。香の物を摘みながら食べるごはんは格別の味でした。お吸い物には松茸が入っており、この値段で食べられると考えていなかったので驚きで2度美味しさを味合わせてくれる内容です。
食事7:デザート
デザートも日替わりのようです。今回は白餡とこし餡の丁稚ようかんでした。控えめで上品な甘さは食事を綺麗にまとめてくれる味わいとなりました。計算されつくした和食コースの真髄を見た気がします。