飯ごうは、かつては兵隊さんが携行する炊飯器として発達しました。その携帯性の高さや、調理器や食器としても使える応用性の高さは、アウトドアにも最適です。そんな飯ごうを使った美味しいご飯の炊き方やコツ、バラエティに富んだ使い方などをご紹介します。
飯ごうとは?
飯ごうとは、兵士が行軍の際に携行し、配給された糧食を調理したり、調理した食事を食べるための入れ物として利用した容器に端を発する、アウトドア用の食器です。おもにアルミニウムなどの安価で軽量な金属でできており、米を炊く「炊さん」が得意で使い方も簡単なことから、ミリタリーだけでなくアウトドアの世界でも広く普及しています。
飯ごうの種類
飯ごうと言われてまず最初に誰もが思い浮かべるのが、そら豆のような扁平な形をした「兵式飯ごう」でしょう。これは体に密着させて携帯するのに適しています。また俗に「メスティン」と称される外国式の飯ごうは、四角形や楕円形をしています。また近年ではアウトドアでの使用に特化した円筒形の飯ごうもよく見かけられます。