みなさんこんにちは。歴旅ライターまえてぃーです。
今回は兵庫県姫路市にある『書写山圓教寺』をご紹介します。山の中にあるとは思えないくらい壮大で、ドラマや映画、なんとあのトム・クルーズ出演の「ラストサムライ」のロケ地にもなったお寺なんです。
いったいどんな魅力のあるお寺なのか、さっそくご紹介します!
圓教寺とは
書写山圓教寺は、966(康保3)年に、性空上人が開きました。圓教寺がある書写山は標高371m、西国三十三所観音霊場の第二十七番札所であり、全国各地から巡礼者が訪れています。
書写山と呼ばれる名前の由来は、それ以前は、素戔(そさ)山と呼ばれていましたが、性空上人が山を登る途中に、仙人のお告げをうけ、書写山と改めたという言い伝えがあります。
ロープウェイは大人600円(往復1,000円)、小人300円(往復500円)で乗ることができます。ロープウェイの中は足元までガラス面になっており、どこからでも外の景色を楽しむことができます。
ロープウェイに乗りながら、「ここを昔の人は歩いて登っていたんだなぁ」とぜひ思いを馳せてみてください。
圓教寺のみどころ その1「摩尼殿」
ロープウェイ「山上駅」を降りると2022年にオープンしたばかりの展望デッキ「ミオロッソ書写」に寄ってみましょう。眼下には播磨平野が一望できます。
景色を十分楽しんだら、まずは「摩尼殿」を目指しましょう。摩尼殿までは徒歩約20分ほどかかりますが、通る参道の景色は、自然に囲まれ、とても静かで、ロープウェイで高まった気持ちを穏やかにしてくれます(有料でバスの利用可)。
そしてこちらが摩尼殿です!
なんとこことは岩山の中腹に建つ舞台造りの建造物です。
摩尼とは梵語の「如意」のことで970年創建です。本尊は六臂如意輪観世音菩薩で、この堂の創建前に天人が桜樹を礼拝するのを見て、上人が「根があるまま」の生木に観音像を刻まれましたと言われています。そのために岩山の中腹に建つこととなったようです。国指定の重要文化財「四天王立像」は、ここに安置されています。