オ・セフン 写真:Getty Images

 J1リーグ町田ゼルビアに所属する韓国代表FWオ・セフンは、10月15日に行われた2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク代表戦(3-2)に先発出場。前半41分に先制点をマークし、A代表での初得点となり、オ・セフンが代表の中心選手として名乗りを上げる重要な一歩となった。

 また、同試合ではオ・セフンに代わって後半14分から出場したFWオ・ヒョンギュ(ヘンク)も、1-1で迎えた後半29分に勝ち越しゴールを挙げ、前節のゴールに続き2戦連発で韓国代表を勝利に導いた。この日本とも関係の深い2人のストライカーの活躍によって、韓国は3-2でイラクを下し、貴重な勝利を手にしている。

 試合後、オ・セフンは「今回のゴールで先輩、同期、後輩たち全員が一人も欠かさず祝ってくれた。その言葉のおかげで忘れられない一日になった」「チームの役に立つために準備した。個人の欲を捨て、チームの勝利のために最善を尽くし、切実にプレーすることを優先に考えた」と優秀なコメントを残した。

 そして「町田に戻るが、そこでどれだけ成長し、結果を出すかによって、代表にまた戻って来られるかどうかが決まる。もっと成長して、もう一度韓国代表としてプレーしたい」と町田でのプレーの重要さを強調した。

 一方で、「オ・セフンとの競争を通じて、韓国サッカーをより強くしたい」とコメントし、切磋琢磨しながら共に成長していくことの重要性を説いたオ・ヒョンギュ。彼は今夏スコットランド1部のセルティックからベルギー1部のヘンクに移籍し、クラブでも好調なプレーを見せている。A代表でもその勢いを維持し、さらなる成長を誓った。

 次の韓国代表の試合は11月に予定されており、14日にクウェート代表と、19日にパレスチナ代表との対戦が控えている。オ・セフンが今後の試合でも活躍することで、町田の評価が世界的に上がることになるかもしれない。