日本代表 写真:Getty Images

 日本代表は10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、サウジアラビア代表を敵地で下した一方、ホーム開催のオーストラリア戦で引き分け。次回発表のFIFAランキングで15位に浮上するが、北中米W杯でポット2入りするアジア勢が日本とイランのみとなる可能性がある。

 世界中のクラブや代表チームのランキングを扱う『フッティー・ランキング』によると、日本はサウジアラビア戦の勝利、オーストラリア戦の引き分けにより、5.49ポイントを加算。9月19日発表のFIFAランキングで、1.4ポイント差で16位の日本を上回っていたスイスが、FIFAランキングで下位のセルビア、デンマーク相手に引き分け以下という結果に終わったことにより、スイスを抜いて15位に浮上したという。

 北中米W杯では出場枠が「48」に拡大。1ポットあたり12チームという構成になるが、開催国のカナダ、アメリカ、メキシコはポット1に入る。また3か国ともに9月19日時点で15位以下であるため、FIFAランキング上位9か国がポット1に入るとみられる。

 またアメリカ、メキシコは9月19日時点で17,18位。両国ともに20位以上をキープするとなれば、ポット2入りの条件として「FIFAランキングで23位以上」が挙げられる。

 この条件を踏まえると、10月の最終予選でウズベキスタンに引き分け、カタールを下した19位のイランについては、ポット2入りが濃厚。一方、ヨルダンとイラク相手に勝利した22位の韓国、中国を下して日本と引き分けた24位のオーストラリアには、ポット3行きの可能性が大いにある。

 なお開催国のカナダは、9月19日時点で38位。今後の対戦成績次第ではあるが、現時点では同国のFIFAランキングがポット2の条件に影響を与える可能性は低い。北中米W杯のポット分けで、日本と韓国の明暗が分かれるかもしれない。