かつてアルビレックス新潟に在籍していたMF伊藤涼太郎は現在、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)でプレーも、ステップアップ移籍の可能性が取りざたされている。
同選手は新潟時代の2022シーズンにJ2リーグ全試合出場で9ゴールと結果を残すと、2023シーズンにはJ1リーグの舞台で7ゴールと躍動。同シーズン途中でSTVVへ完全移籍しているが、海外挑戦1年目の2023/24シーズンもベルギー1部リーグ36試合でプレーするなど、存在感を発揮。今季はここまで9試合の出場で1ゴール2アシストを挙げている。
今後さらなる活躍が期待される伊藤について、ベルギーのスポーツ番組『TVL Sportcafe』は17日、日本代表MF藤田譲瑠チマとともに「STVV退団が予想される選手」に指名。「今季の躍進が著しい。KAAヘント戦でのパフォーマンスは素晴らしかった」と評した一方で、「彼はすでに26歳であり、日本代表招集は1度だけだ」と指摘。同選手の市場価値を250万ユーロ(約4億1000万円)と見積もっている。
その上で、STVVがGK鈴木彩艶(パルマ)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(リバプール)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と、日本代表の主力選手を輩出していることに触れると、「伊藤や藤田は彼らの足跡をたどるのだろうか?」と締めくくった。
STVVでレギュラーに定着している一方、日本代表招集から遠ざかっている伊藤。ベルギー国内での評価は高いが、果たして2024/25シーズン終了後までに欧州5大リーグ方面からオファーが届くことはあるのだろうか。