オーストラリア代表は、10月15日に埼玉で開催される2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表との試合に向けて、過去の戦績を覆す大きな挑戦に立ち向かっているようだ。これまでオーストラリアは日本で開催された試合では一度も勝利を収めたことがない。
オーストラリアは現在グループCで勝ち点4の2位につけているが、首位の日本とは5ポイントの差があり、W杯本大会出場に向けてこの試合は非常に重要となる。上位2チームのみが直接出場権を得る中、サウジアラビア代表とバーレーン代表が僅差で追いかけており、ここで勝ち点を稼ぐことは不可欠だ。
MFジャクソン・アーバイン(ザンクトパウリ)は、リバプールで活躍する日本代表キャプテンMF遠藤航を「トップクラスの選手」と評価しつつも、「日本代表MF守田英正(スポルティング・リスボン)の方が今シーズンは好調だ」とオーストラリアAAPに述べている。守田は今シーズンもスポルティングで安定したパフォーマンスを見せ、その活躍が日本代表の中でも際立っている。
またアーバインは、「私たちは勝てると信じている。それがこのチームの基盤であり、厳しい状況でこそ、その信念が試される」と、日本のスピードや創造性に優れた攻撃力を認めつつも、オーストラリアも同様の能力を持っていると自信を示しているようだ。「ただ守るだけではなく、攻撃的に挑み、私たちの力を信じてプレーすることが重要だ」と強調した。
オーストラリアは日本に引き分けでも良い結果となるが、もし勝ち点3を持ち帰った場合には歴史的な勝利となり、W杯出場に向けて大きな前進となるだろう。