後半に入るとアクロバティックなプレーで市船が決定機を迎える。開始早々、市船から見て右サイドからのフリーキックをMF渡部翔太がファーサイドに蹴りこむと、それを味方が落としFW伊丹がバイシクルシュートを放つ。しかし流経大柏GK松本陸の好セーブが追加点を許さない。その後、流経大柏の波状攻撃が長く続いたが、市船の体を張った守備も最後まで光り1-0で試合終了。部員全員で勝利のラインダンスを行いピッチに歌声が響き渡った。
これにより勝ち点を17まで伸ばした市船は、順位こそ11位と変わらなかったが残留圏ギリギリに位置するFC東京U-18(現10位)との勝ち点差を3まで縮め残留争いに希望の光が見えている。10月20日に行われる次節では、現9位の尚志高校(勝ち点20、得失点-2)と残留をかけたいわゆる“6ポイントゲーム”を戦う。今季大乱調の名門市船が、どこまで順位を上げられるか注目だ。
第18節終了時点の暫定順位
1位:横浜FCユース(神奈川)勝ち点35、得失点差+9
2位:鹿島アントラーズユース(茨城)勝ち点32、得失点差+6
3位:柏レイソルU-18(千葉)勝ち点29、得失点差+8
4位:昌平高校(埼玉)勝ち点29、得失点差+6
5位:青森山田高校(青森)勝ち点28、得失点差+4
6位:前橋育英高校(群馬)勝ち点26、得失点差+4
7位:流通経済大学付属柏高校(千葉)勝ち点26、得失点差-2
8位:川崎フロンターレU-18(神奈川)勝ち点25、得失点差+4
9位:尚志高校(福島)勝ち点20、得失点差-2
10位:FC東京U-18(東京)勝ち点20、得失点差-3
11位:市立船橋高校(千葉)勝ち点17、得失点差-16
12位:大宮アルディージャU18(埼玉)勝ち点10、得失点差-18
※前橋育英高校、川崎フロンターレU-18、FC東京U-18、大宮アルディージャU18は各1試合未消化