MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、FW伊東純也(スタッド・ランス)らの活躍もあり、人気急上昇中のサッカー日本代表「森保ジャパン」。FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で3連勝と勢いに乗るなか、10月15日に埼玉スタジアムでオーストラリア代表を迎え撃つが、この一戦でもチケットの高額転売が絶えないようだ。
日本サッカー協会(JFA)は9月21日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」によるオーストラリア戦のチケット一般販売を開始。森保ジャパンへの関心が高まっていることもあり、価格が高騰する中でも10月14日までに完売している。
しかしチケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、オーストラリア戦のチケット転売が横行。中には2枚で78000円、4枚で113000円という条件で取引が成立したものもあるだけに、転売ヤーに対する批判が相次いでいる。
日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と案内している。
この代表戦のチケット転売を巡っては、2024年6月にエディオンピースウイング広島で行われた北中米W杯アジア2次予選・シリア戦でも横行。この時は、一般発売前から一部のチケット売買仲介アプリで高額転売が確認されただけに、日本サッカー後援会会員による転売行為を疑う声も挙がっていた。
サッカーのみならず、様々なスポーツで深刻な問題となっているチケットの高額転売。Jリーグ複数クラブなど主催者による対応も話題になっているが、転売ヤーからの購入を避けるなど、ファン・サポーターにも冷静な対応が求められそうだ。