浦和レッズ所属のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンは、ペア・マティアス・ヘグモ氏の監督解任以降、退団報道が絶えない状況に。母国複数クラブからの関心が取り沙汰されている。
スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は10月7日の時点で「グスタフソンは浦和を退団する方向にある」とした上で、「非常に厳しいクラブ状況により、プレー時間がさらに減少していることが理由だと言われている。マチェイ・スコルジャ現監督のもとでも、状況は改善されていない」と移籍に向かっている背景もリポート。
移籍先候補にスウェーデン1部BKヘッケンを挙げているが、同クラブのフットボールディレクター(FD)を務めるマーティン・エリクソン氏は「我々はつねに彼と連絡をとっている」などと、グスタフソン再獲得の可能性を否定しなかったという。
しかし『FotbollDirekt』は11日になって、複数の情報筋から入手した情報として、「スウェーデン1部ハンマルビーがグスタフソンに具体的な関心を寄せている」と報道。同クラブ幹部は、MFダリヤン・ボヤニッチ(蔚山HD)とともにグスタフソンをリストアップしているものの、浦和所属MF獲得の可能性には言及せず。一方、選手サイドの意向について、記事では「浦和での将来がまだ決まっていないため、考える時間を必要としている」と綴られている。
また同メディアは、グスタフソンと浦和の契約期間について「2025年1月末で満了となるため、移籍金はゼロだ」とリポート。ただ一部では複数年契約の可能性も報じられている。
グスタフソンは今季ここまでリーグ戦22試合の出場で2ゴール2アシストをマークも、ヘグモ監督解任直後の8月31日に行われた町田ゼルビア戦では出番なし。マチェイ・スコルジャ監督のもとではリーグ戦2試合つづけてスタメン出場も、コンディション不良により10月5日のセレッソ大阪戦ではメンバー外だった。