町田浩樹 写真:Getty Images

 日本時間10月11日未明に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のサウジアラビア戦でスタメン出場し、クリーンシートでの勝利に貢献したDF町田浩樹。先日、鹿島アントラーズ時代のチームメイトである内田篤人氏との対談で、自身の海外移籍を振り返っている。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組「内田篤人のフットボール・タイム」にVTR出演した町田は、日本代表OBの内田篤人氏からユニオンSGの経緯を訊かれると、「ベルギー国内でオファーはいくつかあって。オファーを貰った時、ユニオンSGがベルギー1部リーグで1位で、UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグに出る可能性があるから、ユニオンSGへ行こうと思った」と、他クラブからのオファーを明かす。

 また同選手は、ベルギー人アタッカーの特徴にも言及。「あまりフィジカルで勝負しない、できるだけ頭で守るようにしている。こっち(ベルギー)のフォワードはかなり大きくて強いので、同時にぶつかると負けることもある。タイミングやポジショニングで勝負するようにしている」と、フィジカル勝負で勝てないことを前提とした対人守備で通用している現状を語っている。

 日本代表でDF冨安健洋(アーセナル)やDF板倉滉(ボルシアMG)らとポジション争いを繰り広げる町田。以前、サッカー系YouTuber『LISEM(リゼム)』の対談番組に出演した際には、日本人選手が欧州で戦うために必要な能力について、以下のように私見を述べていた。

 「今サッカー選手がアスリート化しているという話がある。デカくて強い選手が重宝される。ディフェンダーとしては、そういうのがスタンダードでないといけない。欧州でプレーしているディフェンダーは、基本的に大きくて強い。足元の技術やスピードもある」

 「フィジカル能力の部分はもちろん必要だが、プラスアルファで技術や頭の賢さも(必要)。ただ意外とデカい欧州の選手には、頭を使わずフィジカル能力任せのフォワードもいるので、日本人選手としては頭を使えるディフェンダーが活きる」