旗手怜央 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央。9月のFIFAワールドカップアジア最終予選で日本代表に招集されたものの出場機会がなかったが、その1ヶ月間で約28,363kmを移動した。

 セルティック地元メディアの『The Celtic Way』は、無駄とも思える長距離移動と指摘すると共に、旗手が6月のミャンマー戦(5-0)を最後にピッチに立っていない事実にも触れ、日本代表の森保一監督の選手選考についての疑問をにじませている。

 「9月5日の中国戦(7-0)に向けてグラスゴーからさいたまへ飛行し、その後9月10日バーレーンのリファでの試合(5-0)を観戦するために移動。さらにグラスゴーに戻るなど、無駄とも思える長距離移動を繰り返している。さらに10月10日のサウジアラビア戦(2-0)のためジェッダへ飛び5,215kmを移動したものの、試合ではベンチに留まった」

  実際、旗手はサウジアラビア戦でもベンチ入りはしたものの、プレーする機会は与えられなかった。一方で、同じくセルティックに所属する日本代表FW前田大然はサウジ戦で途中出場を果たし、チームに貢献している。

 旗手は10月15日のオーストラリア戦のため再び日本に向かい、その後グラスゴーに戻る予定だが、これにより1ヶ月間の移動距離は47,329kmに達する見込みであり、地球一周分を大きく上回る移動となるという。

 果たしてこの移動が今後の代表戦で報われることはあるのか、セルティックの地元では少なからず注目が集まっているようだ。